
Inara George with Van Dyke Parks 『An Invitation』
ルーファス・ウェインライト、クレア・マルダー、そしてイナラ・ジョージ。”彼女たち”には共通点がある。まずそれぞれラウドン・ウェインライト三世、ジェフ・マルダー、ローウェル・ジョージという、ルーツ臭漂うミュージシャンの子どもであること。次にそんなオヤジと異なるキラキラした世界観を持っていること。そしてそれを自らの音楽として提示するときにヴァン・ダイク・パークスの助けを借りていることだ。父親の友人でありながら、アーシーさとはほど遠いハリウッドの書き割りのセットのような世界を生きるヴァン・ダイクは娘たちにとって、育った環境と異なる世界に連れて行ってくれるお茶目な伯父さまなのかもしれない。さてそんなイナラのソロ第二作は、ヴァン・ダイクの編曲によるフルオーケストラを従えた乙女チック・バーバンク・サウンド・アルバム(コンサートマスターがシド・ペイジでミキサーがブルース・ボトニック!)。同じくヴァン・ダイクが大きく係ったジョアンナ・ニューサム「Ys」より狂っていないので、紅茶を飲みながらノンビリ聴ける良作である。
Inara George with Van Dyke Parks 「Tell Me That You Love Me」
CDではこの曲に、気の触れたフルオーケストラの伴奏がつくので注意。
エレーニ・マンデルとラヴェンダー・ダイアモンドのベッキー・スタークとのフォーク・ユニット、The Living Girls 名義のステージ@トパンガ・キャニオン
彼女がルーツにたちかえるとこんな感じ。悪くない。父親のファンは絶対こっちの方が喜ぶだろうな。でもこれも好きだけど、ここから離れたいのよという気持ちは良く分かる。