ミュージシャン本を2冊読む。
「ミック・カーン自伝」
今年1月に亡くなった彼が書き残していた自伝本。大抵のミュージシャン本と違うのは、少年時代が滅法面白いこと。キプロスからの移民という特異なバックグラウンドがあるからだろう。楽曲の主メロディをベースで作っていたにも関わらず、作曲クレジットが得られなかったため、経済的に困窮する描写には胸が痛くなるけど、ユーモアのセンスがそれを救っている。特にジャパンのメンバーに「半ズボンを穿いたらどうだ?」「客席に向かって腰を振ったらどうだ?」と的外れな提案をし続ける”英国のジャニーさん”こと事務所の社長サイモン・ネピア・ベル絡みのエピソードが最高。ミック、曰く「その提案を全部飲んで売れたのが事務所の後輩ワム!だった」とのこと。
Mick Karn - When Love Walks In feat.David Sylvian
「トッド・ラングレンのスタジオ黄金狂時代 魔法使いの創作技術」
本人公認で、プロデュースされた側の証言を多く含む、貴重な本。トッド作品をたくさん聴きたくなる。複数のミュージシャンからミックスに駄目出しされてるところに膝を打つ。そうそう、彼のプロデュース作ってオーディオ的にはイマイチなんだよね。それが才能を損なうものではないところが、また彼の面白いところなわけだが。
Psychedelic Furs - Love My Way
プロデュース作。