今週のTOP5

ダイナミック・スーペリアーズ「The Dynamic Superiors」

リードヴォーカルがオネエという、R&B史上において異彩を放つ異端のコーラスグループが75年に放ったデビューアルバムが日本盤、しかもたった1000円で手に入る時代になるとは‥‥。所属はモータウンで曲作りはアシュフォード&シンプソンなので、クオリティは高い。そしてヴォーカルのトニー・ワシントンの狂おしく甘いファルセット・ヴォイスが胸を打つのだった。

The Dynamic Superiors Shoe Shoe Shine


『きっと朝は来る』のポール・ダノと『アメリカン・ハッスル』のルイスCK
いずれも実話をベースにしたオスカー有力候補作を続けて鑑賞。
 「12Years A Slave」あらため「それでも夜は明ける」。主人公の過酷な経験を天災のように表現した邦題はいかがなものか。「12年間 奴隷生活」にすべき。でも力作!白人キャストは皆泥被って悪役やっているのに、ブラピだけがロン毛を爽やかになびかせて登場して腰抜かした。『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』と「カウボーイ&エイリアン」を見ている人はポール・ダノが演じるキャラに爆笑できるはず。同じキャラクターかと思ったよ! 『アメリカン・ハッスル』は、メインキャスト達の頑張りもさることながら、ブラッドリー・クーパーの上司に扮したスタンダップ・コメディアン、ルイスCKのイイ味出しまくりの演技が印象に残った。 評判のいい映画の裏側には、必ず脇役俳優の良い仕事がある。

『きっと朝は来る』予告編

『アメリカン・ハッスル』予告編


コール・ハーン ルナグランド ロング ウィング 


これまでもナイキのエアーをソールに搭載したシューズを出してきたコール・ハーン。エアーからさらに進化したルナグランドを搭載したモデルも発表してはいたものの、ビビッドな色を刺し色に使ったクセのあるモデルばかりだった。でもこのモデルは全てがブラックで見かけはウィングチップのシューズにしか見えない。なのにルナグランドなので異常に軽い!というわけで思い切って買いました。


『オール・イズ・ロスト』のロバート・レッドフォード翁(77歳)の頑張り
試写で鑑賞。全編ロバート・レッドフォードの一人芝居で、台詞も「SOS!」と「ファーック!」ぐらいというスゴい作りの実験作なんだけど、海洋版(そして老人版)『グラビティ』 として楽しめた。マストのてっぺんに登ったり何度も海に投げ出されたりと、殆ど老人虐待にしか見えない状況下でレッドフォードはむちゃくちゃ頑張っている。 実はレッドフォードは俳優としてはオスカーを貰っていない。ともに黒人のキウェテル・イジョフォー(きっと朝は来る)とフォレスト・ウィテカー(大統領の執事の涙)の票が割れたら、もしかすると翁がかっさらうかもしれない。



『泥棒は幸せの始まり』
『モンスター上司』の監督セス・ゴードンと主演俳優ジェイソン・ベイトマンが、メリッサ・マッカーシーを迎えて作ったのは男女版『大災難P.T.A.』だった。2年前にほぼリメイクと言える『デュー・デート 出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断』が公開されたばかりなのに! あらためてジョン・ヒューズの偉大さを思い知った。

『泥棒は幸せの始まり』予告編