エヴリシング・クール ムービーアワード2017

審査員がひとりだけの年間映画賞を発表します(昨年の結果はこちら)。あくまで「自分が観た新作映画」から選んでいるので、DVDスルーや配信オンリー、日本公開が来年の映画も含まれています。




撮影賞
Winner!  ジェームズ・ラクストン(ムーンライト)

(以下、次点)
ベン・デイヴィス(ドクター・ストレンジ、スリー・ビルボード)
ホイテ・ヴァン・ホイテマ(ダンケルク)
チョン・ジョンフン(IT/イット “それ”が見えたら、終わり。)
フィリップ・ルスール(The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ)


ベスト悪役賞
Winner!  ウィル・ポールター(デトロイト)

(以下、次点)
マイケル・キートン(ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ、スパイダーマン:ホームカミング)
マイケル・シャノン(シェイプ・オブ・ウォーター)
アリソン・ウィリアムズ(ゲット・アウト)
ジェイソン・サダイキス(シンクロナイズドモンスター)


カメオ&特別出演賞
Winner!  ブルース・ウィリス(スプリット)

(以下、次点)
シール(俺たちポップスター)
永瀬正敏(パターソン)
ウィアード・アル・ヤンコヴィック(サンデー・ウェクスラー)
エルトン・ジョン(キングスマン:ゴールデン・サークル)


ブレイクスルー賞
Winner!  アニャ・テイラー=ジョイ(スプリット)

(以下、次点)
ダフネ・キーン(LOGAN/ローガン)
ソフィア・リリス(IT/イット “それ”が見えたら、終わり。)
アルジー・スミス(デトロイト)
ジェイコブ・バタロン(スパイダーマン:ホームカミング)


ベスト・カップル賞
Winner!  イライザと半魚人(シェイプ・オブ・ウォーター)

(以下、次点)
シャロンとケヴィン(ムーンライト)
レイとカイロ・レン(スター・ウォーズ/最後のジェダイ)
クメイルとエミリー(ビッグ・シック)
ジョン・ハム&ガル・ガドット(Mr.&Mrs.スパイ)


ベスト・チーム賞
Winner!  ピーターとネッド(スパイダーマン:ホームカミング)

(以下、次点)
ルーザーズ・クラブ(IT/イット “それ”が見えたら、終わり。)
タラジ・P・ヘンソン、オクタヴィア・スペンサー、ジャネール・モネイ(ドリーム)
リリー=ローズ・デップ & ハーレイ・クイン・スミス(コンビニ・ウォーズ バイトJK VS ミニナチ軍団)
クレイジー・パーティーのキャスト一同


助演男優賞
Winner!  ジョン・ハム(ベイビー・ドライバー)

(以下、次点)
ウディ・ハレルソン(スウィート17モンスター、猿の惑星: 聖戦記、スリー・ビルボード)
マハーシャラ・アリ(ムーンライト、ドリーム)
ポール・ダノ(オクジャ/okja)
サム・ロックウェル(スリー・ビルボード)


助演女優賞
Winner! エリザベス・マーヴェル(マイヤーウィッツ家の人々 (改訂版))

(以下、次点)
ヘイリー・ルー・リチャードソン(スウィート17モンスター、スプリット)
エル・ファニング(夜に生きる、The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ、ネオン・デーモン、パーティで女の子に話しかけるには)
マリサ・トメイ(スパイダーマン:ホームカミング)
オクタヴィア・スペンサー(ドリーム、gifted/ギフテッド、シェイプ・オブ・ウォーター)


主演男優賞
Winner!  アダム・サンドラー(マイヤーウィッツ家の人々 (改訂版)、サンデー・ウェクスラー)

(以下、次点)
ジョン・C・ライリー(キングコング: 髑髏島の巨神)
ヒュー・ジャックマン(LOGAN/ローガン)
アンセル・エルゴート(ベイビー・ドライバー)
アンディ・サーキス(猿の惑星: 聖戦記)


主演女優賞
Winner!  ヘイリー・スタインフェルド(スウィート17モンスター)

(以下、次点)
エイミー・アダムス(メッセージ、ノクターナル・アニマルズ)
アネット・ベニング(20センチュリー・ウーマン)
ガル・ガドット(ワンダーウーマン)
ジェシカ・チャステイン(女神の見えざる手)


脚本賞
Winner!  エリック・ハイセラー(メッセージ)

(以下、次点)
ケリー・フレモン・クレイグ(スウィート17モンスター)
ジョーダン・ピール(ゲット・アウト)
ナチョ・ビガロンド(シンクロナイズドモンスター)
クメイル・ナンジアニ&エミリー・V・ゴードン(ビッグ・シック)


監督賞
Winner!  エドガー・ライト(ベイビー・ドライバー)

(以下、次点)
M・ナイト・シャマラン(スプリット)
ライアン・ジョンソン(スター・ウォーズ/最後のジェダイ)
ジョン・ワッツ(スパイダーマン:ホームカミング)
キャスリン・ビグロー(デトロイト)


作品賞
Winner! マイヤーウィッツ家の人々 (改訂版)

(以下、次点)
メッセージ
ベイビー・ドライバー
スパイダーマン:ホームカミング
ゲット・アウト


エヴリシング・クール・ムービーアワード殿堂入り
ジョナサン・デミ

2017年12月の仕事報告


Pump Up The Volume 4『2017海外ドラマ ベスト10』をBASEにアップしました。
「ハイスクールU.S.A.」「ヤング・アダルトU.S.A.」の著者、長谷川町蔵と山崎まどかが、2017年の海外ドラマ ベスト10をカウントダウン形式で発表。その選考理由を1時間超にわたって語ります。

CDジャーナル2018年1月号には山崎まどかさんとの「アメリカ学園天国」が掲載。今回取り上げたのは「ハノーバー高校落書き事件簿」。

「CROSSBEAT YEARBOOK 2017-2018」では、ベスト10に参加したほか、音楽ファンに進める2017年映画ベスト10と海外ドラマベスト10を選んでいます。

伝記映画『オール・アイズ・オン・ミーの日本公開を記念して、12/6に発売されるトゥパック「グレイテスト・ヒッツ」のライナーを担当しました。解説はともかく、渡辺志保さんの新対訳が素晴らしい。これだけで日本盤を買う価値があるというもの。ぜひ〜

『オール・アイズ・オン・ミー』絡みでは金子穂積さん、bmr丸屋さんと鼎談も行っています。

「EYESCREAM 2018年01・02月合併号に連載コラム「脇役グラフィティ」が掲載。今回取り上げたのは「デトロイト」でとんでもないことになってるウィル・ポールターです。

「映画秘宝2018年2月号」ではサントラコラムと特集記事で「デトロイト」に想いを馳せつつ、DVDスルー作「ラフ・ナイト」を紹介しています。

「MUSIC MAGAZINE 2018年1月号」ではラップヒップ部門のベスト10に参加しています。また2017年の音楽ニュースとしてサンダーキャットについて、ディスクレビューではN.E.R.D.について書いています。

「レコード・コレクターズ2018年1月号」ではイーグルス「ホテル・カリフォルニア」特集でフランク・オーシャン「アメリカン・ウェディング」事件についてコラムを書いています。それと書評欄で「サ・ン・ト・ランド」取り上げて頂きました。評者は宮崎貴士さん。ありがとうございます!

来日するシュガーヒル・ギャングについて、大和田俊之さんと対談しました。


2017年に亡くなったミュージシャンの曲もしくはその関連曲で作ったミックス「2017Farewell Mix」をiTunes上にアップしました。2017年を振り返りつつ聴いてくれたら嬉しい。

2017年11月の仕事報告


イギリス料理特集の「ENGLISH JOURNAL 2017年12月号」には「FILMOSCOPE」が掲載。今回取り上げたのは「ザ・サークル」です。


「EYESCREAM 2017年12月号」に連載コラム「脇役グラフィティ」掲載。今回取り上げたのは「ノクターナル・アニマルズ」出演のアイラ・フィッシャー。またメインのアメリカ文学特集にも「真にヒップホップ的な小説とは何か」というコラムを寄稿しています。リチャード・パワーズの顔写真、初めて見た!


ciatrに『シンクロナイズドモンスター』評を書きました。


「日経エンタテイメント!2017年12月号」では「男の絆」特集でアメリカのブロマンス映画についてインタビューを受けています。


「ぴあ Movie Special 2018 Winter」では『パーティで女の子に話しかけるには』を紹介しています。


ザ・シネマ内「本当は面白い!アメリカンコメディ」が更新されています。今回取り上げたのは、トランプ大統領来日記念作『26世紀青年』です。


「ミュージック・マガジン2017年12月号」ではステイシー・ケントのインタビュー原稿とクール・ミリオンのベスト盤評を担当しています。


KUBOコスプレののんさんが表紙の「映画秘宝2018年1月号」では、絶賛発売中「サ・ン・ト・ランド」の基になった連載サントラコラム(今回はジョン・キャメロン・ミッチェル特集)のほか、「gifted/ギフテッド」を紹介しています。


バズ・ラーマンの監督デビュー作『ダンシング・ヒーロー』のブルーレイ盤の解説を書きました。


以上、よろしくお願いします。

2017年10月の仕事報告

新しい本「サ・ン・ト・ランド  サウンドトラックで観る映画」(洋泉社)が発売中です。ヨロシクです!


 文藝2017年 冬号」では海猫沢めろんさんの「キッズファイヤー・ドットコム」の書評を書いています。

映画秘宝 2017年 12 月号 」では新刊「サ・ン・ト・ランド」の母体はここです的な連載「サントラ千枚通し」加えて「ノクターナル・アニマルズ」と「ベイウォッチ」の紹介をしています。

レコード・コレクターズ 2017年 11月号」ではザ・フー「トミー」特集内でオススメのロック映画を紹介しています。

EYESCREAM(アイスクリーム) 2017年11月号」には連載コラム「脇役グラフィティ」が掲載。今回取り上げたのは「猿の惑星:聖戦記」にも出演(サル役で)しているジュディ・グリアです。

ENGLISH JOURNAL (イングリッシュジャーナル) 2017年 11月号」では「ブレードランナー2049」特集に「ブレードランナーとは何か」というコラムを書いています。


シアターカルチャーマガジン「T.」ではシャーリーズ姐さんがベルリンで大暴れする「アトミック・ブロンド」と、アン・ハサウェイがソウル市街を破壊する「シンクロナイズド・モンスター」を紹介しています。

Gucchi's Free School‏ のサイトで、彼らの配給作でもあるセリーヌ・シアマ監督作『ガールフッド』の紹介をしています。

ミュージックマガジン 2017年 11 月号」では、べックの新作「カラーズ」の紹介と、カズオイシグロの最新仕事(作詞)が収められたステイシー・ケントの新譜評を行なっています。

CDJournal2017年11月号 (CDジャーナル)」には山崎まどかさんとの「アメリカ学園天国」が掲載。今回取り上げたのは「IT それが見えたら終わり」。


「サ・ン・ト・ランド サウンドトラックで観る映画」が刊行されます。


 新しい本「サ・ン・ト・ランド サウンドトラックで観る映画」が洋泉社から出ます。この本は一応、映画雑誌「映画秘宝」に連載中のコラム「サントラ千枚通し」に書いた原稿から90本を選んだものということになっているけど、すべてのテキストに何らかの手を加えているし、書き下ろしたものも結構な数あります。

 加筆修正を行った理由は、月刊誌の連載という性格上、文章に時事ネタが多すぎること、執筆当時と今では内容にズレが生じてしまったから。このため過去の原稿から時事ネタを削る代わりにアップデートした情報を入れたり、ふたつの原稿をひとつにまとめたり、場合によってはまったく新しく書き下ろしたりしています。

 また一冊にまとめるにあたっては、古い原稿(一番古い原稿は2003年のもの)も今年書いた原稿もランダムに並べています。そうした理由は、書かれたテーマごとに章を分けたうえで、似た雰囲気の文章が続くようにしたほうが、ひとつの本として読みやすいと考えたから。そういう意味でこの本はベストアルバムというよりもミックステープに近いと思っています。何となく気になった章からパラパラ読んで楽しんでいただければ嬉しいです。 
 
一応、各章の内容を説明しておきます。

Chapter.1 サントラで綴る映画クリエイターズ・ファイル
音楽の使い方がその作風の一部となっている映画監督や脚本家を紹介。

Chapter.2 サントラから紐解く米国アニメ興亡史
ディズニーと、そのライバル会社の音楽の使い方について考察。

Chapter.3 俳優だって音楽にこだわるのだ
主演作に一貫した選曲センスを感じさせるスター俳優や、音楽活動に熱心な俳優を紹介。

Chapter.4 フランチャイズは時代の音とともに
長寿フランチャイズ映画のサウンドトラックの変遷について想いを巡らしています。

Chapter.5 サントラ・プロフェッショナルの流儀
映画音楽作曲家、映画音楽に挑戦したポップ・アーティストの仕事を紹介。

Chapter.6 サントラで聴くポップ・ミュージック・ヒストリー 前編
主にアメリカとイギリスの特定のミュージシャンのヒット曲(または特定の音楽ジャンルを代表する曲)が、映画の中でどのように使われてきたかを歴史順に並べたコーナー。前編はフランク・シナトラからディスコまで。

Chapter.7 21世紀ミュージカル映画考
タイトル通り、ミュージカル映画に加えて『glee/グリー』なども。

Chapter.8 サントラで聴くポップ・ミュージック・ヒストリー 後編
後編は、MTVヒッツやアリーナ・ロック、グランジ、そしてヒップホップまで。

Chapter.9 ミュージシャンの伝記映画で分かること
ミュージシャンの伝記映画や音楽ドキュメンタリーのサントラを紹介。

Chapter.10 語っておきたいサントラ余話
どの章にも入らなかった拾遺集的なコーナーです。

Special Chapter   21世紀必聴のサウンドトラック100
音楽作品として紹介したいサントラアルバムを100枚選んでいます。


紹介しているアルバムは全部で400枚弱。長期連載だから当然なのかもしれないけど、あらためて我ながらよく聴いたものだと感心。これを読んだ人がこの中からお気に入りの音楽を発見してくれたら、それに勝る喜びはありません。

というわけで、よろしくお願いします。


『サ・ン・ト・ランド サウンドトラックで観る映画』
著 長谷川町蔵  定価 本体1800円+税
ISBN 9784800313461
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文中で言及されるアーティストの楽曲をiTunesで集めてみました。題して「サ・ン・ト・ランド MixTape」。こちらで聴くことが出来ます。