エヴリシング・クール ムービーアワード 2013


年末恒例。昨年に続いて今年もお送りします。


撮影賞  
Winner! エマニュエル・ルベツキ @『ゼロ・グラビティ』『トゥ・ザ・ワンダー』

『トゥ・ザ・ワンダー』予告編

(以下、次点) 
クラウディオ・ミランダ @『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』『オブリビオン』 
エリック・ゴーティエ @『オン・ザ・ロード』 
スチュワート・ドライバー @『LIFE!』 
ブノワ・デビエ @『スプリング・ブレイカーズ』


挿入歌賞   
Winner! デヴィッド・ボウイ「スペース・オディティ」@『LIFE!』

David Bowie - Space Oddity

 

(以下、次点) 
デヴィッド・ボウイ「ヒーローズ」@『ウォールフラワー』 
デヴィッド・ボウイ「モダン・ラヴ」@『Frances Ha』 
デヴィッド・ボウイ「フェイム」@『ラッシュ/プライドと友情』 
デヴィッド・ボウイ「ジーン・ジニー」@『アメリカン・ハッスル』


最優秀悪役賞 
Winner! アレッサンドラ・ニヴォラ @『ジンジャーの朝』

 『ジンジャーの朝』予告編

(以下、次点)
 レイチェル・マクアダムス @『パッション』
 ベネディクト・カンバーバッチ @『スタートレック イントゥ・ダークネス』
 マイケル・ファスベンダー @『それでも夜は明ける』 
ジョディ・フォスター&シャールト・コプリー @『エリジウム』


ベストロケ地賞 
Winner! アイスランド @『LIFE!』『オブリビオン』

『オブリビオン』予告編

(以下、次点) 
メキシコ @『なんちゃって家族』『マチェーテ・キルズ』『ダラス・バイヤーズ・クラブ』 
宇宙(嘘) @『ゼロ・グラビティ』


ブレイクスルー賞 
Winner! エマ・ロバーツ @『セレステ∞ジェシー』『なんちゃって家族』

『なんちゃって家族』予告編
 

(以下、次点) 
デイン・デハーン @『クロニクル』『欲望のバージニア』『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命 』 
RZA @『アイアン・フィスト』 
ルピータ・ニョンゴ @『それでも夜は明ける』


最優秀バトル賞 
Winner! サンドラ・ブロックVS 宇宙 @『ゼロ・グラビティ』

『ゼロ・グラビティ』予告編

(以下、次点) 
ロバート・レッドフォード VS 海 @『オール・イズ・ロスト』 
パイ VS トラ @『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』 
ミシェル・ロドリゲス VS ジーナ・カラーノ @『ワイルド・スピード EURO MISSION』 
ウルヴァリン VS ヤクザ(新幹線の上) @『ウルヴァリン The Samurai』


最優秀カップル賞 
Winner! ラシダ・ジョーンズ&アンディ・サムバーグ @『セレステ∞ジェシー』

『セレステ∞ジェシー』予告編

(以下、次点) 
ベン・スティラー&クリステン・ウィグ @『LIFE!』 
ジュリー・デルピー&クリス・ロック @『ニューヨーク 恋人たちの2日間』 
リーヴ・シュライバー&ナオミ・ワッツ @『ムービー43』 
ハーブ&ドロシー @『ハーブ&ドロシー ふたりからの贈りもの』


特別出演/カメオ出演賞 
Winner! ニール・パトリック・ハリス @『アメリカン・パイパイパイ!完結編 俺たちの同騒会』

ニール・パトリック・ハリス登場シーン

(以下、次点) 
シガニー・ウィーバー @『キャビン』 
グラハム・パーカー @『40歳からの家族ケーカク』 
ヴァニラ・アイス @『俺のムスコ』 
芦田愛菜 @『パシフィック・リム』


助演男優賞
Winner!  マシュー・マコノヒー @『マジック・マイク』

『マジック・マイク』予告編

(以下、次点) 
イドリス・エルバ @『パシフィック・リム』 
ジョージ・クルーニー @『ゼロ・グラビティ』 
ベン・ウィショー @『クラウド・アトラス』 
エズラ・ミラー @『ウォールフラワー』


助演女優賞 
Winner!  ジャレッド・レト @『ダラス・バイヤーズ・クラブ』

『ダラス・バイヤーズ・クラブ』予告編

(以下、次点) 
ヴァネッサ・ハジェンズ @『スプリング・ブレイカーズ』 
アナリー・ティプトン @『ウォーム・ボディーズ』 
ペ・ドゥナ @『クラウド・アトラス』  
ルピータ・ニョンゴ @『それでも夜は明ける』


主演男優賞
 Winner!  ホアキン・フェニックス @『ザ・マスター』

『ザ・マスター』予告編
 

(以下、次点) 
マシュー・マコノヒー @『ダラス・バイヤーズ・クラブ』 
ロバート・ダウニー・Jr. @ 『アイアンマン3』 
ポール・ラッド @『40歳からの家族ケーカク』 
トビー・マグワイア @『華麗なるギャツビー』


主演女優賞 
Winner! ジェシカ・チャスティン @『ゼロ・ダーク・サーティ』 
Winner! サンドラ・ブロック @『ゼロ・グラビティ』(ダブル受賞)

『ゼロ・ダーク・サーティ』予告編

(以下、次点) 
グレタ・ガーウィグ @『Frances Ha』『29歳からの恋とセックス』 
ラシダ・ジョーンズ @『セレステ∞ジェシー』 
エリザベス・オルセン @ 『マーサ、あるいはマーシー・メイ』『サイレント・ハウス』 
オーブリー・プラザ @『私にもできる!イケてる女の10(以上)のこと』『彼女はパートタイム・トラベラー』


脚本賞 Winner! ジャド・アパトー @ 『40歳からの家族ケーカク』

『40歳からの家族ケーカク』予告編

(以下、次点) 
ラシダ・ジョーンズ & ウィル・マコーマック @『セレステ∞ジェシー』
 ジョン・ハーウィッツ & ヘイデン・シュロスバーグ @『アメリカン・パイパイパイ!完結編 俺たちの同騒会』 
ジョナサン・レヴィン @ 『ウォーム・ボディーズ』 
ボブ・フィッシャー 、スティーヴ・フェイバー 、ショーン・アンダース & ジョン・モリス @『なんちゃって家族』


監督賞 
Winner! バズ・ラーマン @『華麗なるギャツビー』

『華麗なるギャツビー』予告編

(以下、次点) 
ポール・トーマス・アンダーソン @『ザ・マスター』 
アルフォンソ・キュアロン @『ゼロ・グラビティ』 
ギレルモ・デル=トロ @『パシフィック・リム』 
テレンス・マリック @『トゥ・ザ・ワンダー』


作品賞 
Winner! 『LIFE!』

『LIFE!』予告編

(以下、次点) 
『ザ・マスター』 
『ゼロ・グラビティ』
 『華麗なるギャツビー』 
『パシフィック・リム』

今週のTOP5

ダイナミック・スーペリアーズ「The Dynamic Superiors」

リードヴォーカルがオネエという、R&B史上において異彩を放つ異端のコーラスグループが75年に放ったデビューアルバムが日本盤、しかもたった1000円で手に入る時代になるとは‥‥。所属はモータウンで曲作りはアシュフォード&シンプソンなので、クオリティは高い。そしてヴォーカルのトニー・ワシントンの狂おしく甘いファルセット・ヴォイスが胸を打つのだった。

The Dynamic Superiors Shoe Shoe Shine


『きっと朝は来る』のポール・ダノと『アメリカン・ハッスル』のルイスCK
いずれも実話をベースにしたオスカー有力候補作を続けて鑑賞。
 「12Years A Slave」あらため「それでも夜は明ける」。主人公の過酷な経験を天災のように表現した邦題はいかがなものか。「12年間 奴隷生活」にすべき。でも力作!白人キャストは皆泥被って悪役やっているのに、ブラピだけがロン毛を爽やかになびかせて登場して腰抜かした。『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』と「カウボーイ&エイリアン」を見ている人はポール・ダノが演じるキャラに爆笑できるはず。同じキャラクターかと思ったよ! 『アメリカン・ハッスル』は、メインキャスト達の頑張りもさることながら、ブラッドリー・クーパーの上司に扮したスタンダップ・コメディアン、ルイスCKのイイ味出しまくりの演技が印象に残った。 評判のいい映画の裏側には、必ず脇役俳優の良い仕事がある。

『きっと朝は来る』予告編

『アメリカン・ハッスル』予告編


コール・ハーン ルナグランド ロング ウィング 


これまでもナイキのエアーをソールに搭載したシューズを出してきたコール・ハーン。エアーからさらに進化したルナグランドを搭載したモデルも発表してはいたものの、ビビッドな色を刺し色に使ったクセのあるモデルばかりだった。でもこのモデルは全てがブラックで見かけはウィングチップのシューズにしか見えない。なのにルナグランドなので異常に軽い!というわけで思い切って買いました。


『オール・イズ・ロスト』のロバート・レッドフォード翁(77歳)の頑張り
試写で鑑賞。全編ロバート・レッドフォードの一人芝居で、台詞も「SOS!」と「ファーック!」ぐらいというスゴい作りの実験作なんだけど、海洋版(そして老人版)『グラビティ』 として楽しめた。マストのてっぺんに登ったり何度も海に投げ出されたりと、殆ど老人虐待にしか見えない状況下でレッドフォードはむちゃくちゃ頑張っている。 実はレッドフォードは俳優としてはオスカーを貰っていない。ともに黒人のキウェテル・イジョフォー(きっと朝は来る)とフォレスト・ウィテカー(大統領の執事の涙)の票が割れたら、もしかすると翁がかっさらうかもしれない。



『泥棒は幸せの始まり』
『モンスター上司』の監督セス・ゴードンと主演俳優ジェイソン・ベイトマンが、メリッサ・マッカーシーを迎えて作ったのは男女版『大災難P.T.A.』だった。2年前にほぼリメイクと言える『デュー・デート 出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断』が公開されたばかりなのに! あらためてジョン・ヒューズの偉大さを思い知った。

『泥棒は幸せの始まり』予告編

12月の営業報告



電子書籍アルテス11月号が配信中。大和田さんとの「文化系のためのヒップホップ通信」第2回も掲載されています。
12月9日、その大和田さんの慶応大学の講義で、ヒップホップについておしゃべりしてきました。駆け足&固有名詞の嵐だったかも・・・塾生の皆さんに感謝です。

Earl Sweatshirt - WHOA

こんな曲をかけました。


12/6発売のFRIDAYに、リニューアルした「ららぽーとTokyoBay」のルポ記事を書いてます。個人的に嬉しかったのは念のためにコンデジで撮っておいた写真が掲載されたこと。あのFRIDAYにカメラマンデビューだ!

12/13発売の「FRIDAY」に大傑作『ゼロ・グラビティ』のレビューを書きました。


「ミュージックマガジン 2014年 01月号」ではベスト・アルバム2013のヒップホップ部門の選定に参加(なかなか良いラインナップではないでしょうか)、そしてガガ様の新譜評を書いています。


「CROSSBEAT Special Edition 年間ベスト・アルバム 2013」では、ベストアルバム選出に参加およびロックな映画(必ずしもロック映画ではない)ベスト10を選んでます。


ソニーのVaioのサイトでエンタメ・ニュースのキュレーション連載「Creator's Choice」を始めています。 


定額聴き放題サービス「Music Unlimited」で、定期的にサントラ音源の選曲をすることになりました。題して「サウンド・トラック野郎」!第1回のお題はXマス。リチャード・クレイダーマンの「戦メリ」カバーからお楽しみ下さい。


「映画秘宝 2014年 02月号」ではサントラコラムのほかアダム・サンドラー主演作『アダルトボーイズ遊遊白書』を紹介。またマシュー・マコノヒー特集にもちょこっと参加してます。

『アダルトボーイズ 遊遊白書』予告編



「キネマ旬報 2013年12月下旬号」でアメリカ学園天国コンビで『ブリング リング』 について言いたい放題語っています。


「CDJournal2014年 1月号」では「アメリカ学園天国」が掲載。お題はオーブリー・プラザが29歳にして高校生に扮した「私にもできる!イケてる女の10(以上)のこと」

『私にもできる!イケてる女の10(以上)のこと』予告編

ちなみにお父さん役はエージェント・コールソンことクラーク・グレッグ。


「ぴあ Movie Special 2014 Winter」 に『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』のレヴューを書いています。


「レコード・コレクターズ 2014年 01月号」に執筆。これまでブックレビューだけしかやってなかった私に遂にディスク評の依頼が!・・・と思ったら「グリーsingsザ・ビートルズ」の紹介文だったでござる。ぎゃふん!でも読んでね〜

A Hard Day's Night from 『Glee』


実は鬼が笑うほど遠い将来ではない2014年3月29日に、新宿の朝日カルチャーセンターで「アメリカ学園映画講座」をハイスクールU.S.A.コンビでやります。


以上、よろしくお願いします。

今週のTOP5

『LIFE!』
ダニー・ケイ『虹を掴む男』以来のジェームズ・サーバー『ウォルター・ミティの秘密の生活』の映画化作と言いながら、もはや内容はどちらとも関係無いベン・スティラーの監督&主演作を試写で鑑賞。こちらの肥大していた期待に見事に応える傑作!いつもより抑制を利かせつつ、スティラーらしさもしっかりある。思わず旅に出たくなった。



ルーツ at 渋谷オンエア・イースト
アルバムは知的でクールだけど、ライブでは最強のパーティ・バンド。スーザフォン担当のチューバ・グッディング・ジュニア(くだらない芸名が素晴らしい)最高! クエストラヴはアフロを止めてブレイズにしていたせいで頭が半分くらいのの大きさになっていたけど、ドラムの出音はやっぱり強烈でした。 

日本限定のキットカットに狂喜するクエストラブさん(42才)。



  CASIO ミニキーボード SA-46

いわゆるカシオトーン。遊び&音楽の分析目的で買ったんだけど、自分が子どもの頃の商品と比べて音色が格段に良くなっている。中学生だったらこれ1台とラジカセ2台でYMOのカバーをやったと思う。


  マック・ミラー『Live From Space』
一緒にツアーしたジ・インターネットをバックに従えたライブアルバム。ジャズファンクな生バンドを従えたことで結果的に90年代ヒップホップ・ファンに優しいサウンドになっているので、最近の若手は苦手という人もぜひ一聴を。




東京ステーションホテル
東京駅の上部にあるクラシック・ホテルに初めて泊まる。意外と巨大。そして泊まった部屋の窓が駅の内部に向いていて無茶苦茶不思議な気分だった。

シネマ酒オン・ザ・ロック「ホワイト・ライト/ホワイト・ヒート」


 禁酒法真っただ中の1931年のバージニア州山間部。全米で最も密造酒ビジネスがこの地に、”不死身の男たち”と呼ばれる荒くれ者のボンデュラント兄弟がいた。そんな彼らに新任取締官が法外な賄賂を要求したことをきっかけに、両者の間で血で血を洗う抗争が始まって・・・。  

 『欲望のバージニア』は、シャイア・ラブーフとトム・ハーディを中心に、ジェシカ・チャスティン、ミア・ワシコウスカ、ゲイリー・オールドマン、ガイ・ピアース、そしてデイン・デハーンといった新旧スター俳優が結集した”辺境版『アンタッチャブル』”な実録クライム・ムービーだ。これほどの大作、きっと名のある脚本家の手によるものに違いないと思っていたら、クレジットを観てビックリ。何とあの暗黒大王ニック・ケイヴなのである。

  以前から『亡霊の檻』(88年)や『プロボジションー血の誓約ー』(05年)といったオーストラリア映画で脚本や音楽を手がけていたケイヴだったが、これらの作品を監督していた親友ジョン・ヒルコートが『ザ・ロード』(09年)でハリウッドに進出を果たし、またケイヴ自身も音楽を担当した『ジェシー・ジェームズの暗殺』(07年)が評価されたことで、2人がハリウッドでタッグで作品を作る土壌が築かれていたのである。もちろん本作でもケイヴは脚本だけでなく音楽も担当している。

  そんな本作の音楽面の大きな特徴は、アレンジがすべてブルーグラス風なことだ。ブルーグラスがバージニア周辺の伝承音楽をベースにしていること、30年代に録音が始まったこと、酒の密造業者=ムーンシャイナーが歌詞に頻出することを考えると、この選択は不可避だったと言えるだろう。

 その代わりに劇中曲の半数を占めるカバー曲には、ケイヴの個人的趣味が出まくっている。というのも、ブルーグラスの定番曲は1曲たりとも取り上げられていないのだ。代わりにケイヴがカバーしたのはリンク・レイ、ルー・リードが率いていたヴェルヴェット・アンダーグラウンド、そしてキャプテン・ビーフハートといったパンク・ロックのゴッドファーザーたちのナンバー。ケイヴは、禁酒法時代と現在起きている麻薬戦争をリンクさせるために意図的にこうした選曲を行ったという。彼は密造酒の製造現場で渦巻いていたバイオレンスをパンクによって表現したのだ。

 そんなパンク・ナンバーを歌うヴォーカリストとして、スクリーミング・トゥリーズ〜クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジのマーク・ラネガンはまだしも、エミルー・ハリスやウィリー・ネルソン、そしてラルフ・スタンレーといったガチのカントリーシンガーを招いているのが面白い。中でも今年86歳になるスタンレーは、禁酒法時代の27年にバージニア州に生まれたブルーグラス界の長老的存在。そんなレジェンドに、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの「ホワイト・ライト/ホワイト・ヒート」を歌わせているのだから最高だ。

 「白い光!/白い光が俺の頭を狂わせる/白い光!/白い光が俺の眼を見えなくしているんだって!/白い光が俺の脳みそを掻き回す/白い光!/おお、どうかお慈悲を〜」  

 原曲は勿論ドラッグによる幻覚を歌ったものだけど、ブルーグラス風の演奏にスタンレー爺さんの声が乗るとアルコールについて歌っているようにしか聴こえない。しかもオリジナル・バージョンには感じられなかったユーモアまで感じさせているのが面白い。イイ曲はどんなアレンジをされても、それに耐える力を持っている。それどころか時には全く異なった魅力すら放つものなのだ。そんな曲を作った不世出のソングライター、ルー・リードに敬礼。そして彼の死を偲びたい。


『欲望のバージニア』予告編



The Velvet Underground - White Light/White Heat



Ralph Stanley - White Light/White Heat

11月の営業報告

写真は10月に開催された早川書店本社ビルの展示会にて。


「映画秘宝 2014年 01月号」ではサントラ・コラムのほかに音楽映画特集への参加、そして『ブリング リング』の紹介をやってます。

Metty Clayton- Gimme Shelter

コラムでも紹介していたメリー・クレイトンのソロ・バージョン。アーシー!


その映画秘宝の別冊ムック「映画秘宝EX 映画の必修科目08 狂烈ファンタジー映画100」に参加してます。担当したのは『恋はデ・ジャ・ブ』『ジャックはしゃべれま1000』『ムーラン・ルージュ』『クラウド・アトラス』。


MUSIC MAGAZINE (ミュージックマガジン) 2013年 12月号 [雑誌]では、ジョセフィン・フォスター「I'M A DREAMER 」評を担当。

Josephine Foster - This Is Where The Dreams Head, Maude


電子書籍アルテス11月号が配信開始。大和田俊之さんとの対談連載「文化系のためのヒップホップ通信」第2回も掲載されてます。今回は「2012年のヒップホップ・シーンを振り返る その2」。


以上、よろしくお願いします。

シネマ酒オン・ザ・ロック「ベイビー・ワン・モア・タイム」


 生きているときっと面白いことがあるというけれど、まさかハーモニー・コリンの監督作までホメる日が来ようとは・・・。 

    ハーモニー・コリンが1995年に弱冠22歳で映画界に登場したのは『KIDS/キッズ』の脚本家としてだった。セックスとドラッグまみれの少年少女たちを、登場人物のひとりであるかのようなリアルさと観察者の冷淡さが入り交じった視点で捉えたこの作品は高く評価され、コリンはカルトヒーローになった。その勢いを借りて1997年には『ガンモ』で監督デビューを果たしている。

   しかし公開当時と比べて『ガンモ』の評価は随分と落ちてしまった感がある。無理もない、『ガンモ』には観察者的な視点が欠けていたのだから。『KIDS/キッズ』におけるそうした視点は写真家上がりの監督ラリー・クラークが担っていたものであり、コリンは登場人物側の人間でしかなかった。彼が徐々に過去の人になっていったのは、だから仕方がないことでもあった。
 
    そんなコリンが、今になってちゃんとした新作を撮れたのも驚きだったけど、その作品『スプリング・ブレイカーズ』が良いのにはもっと驚いた。冒頭の閑散とした寮の廊下でヒロインたちがはしゃぐシーンひとつ取っても、これまでの作品とは違うことが分る。そこには彼女たちと一緒にはしゃいでいるような当事者的リアルさと、彼女たちをニヤニヤ眺める観察者的な視点が見事に共存しているのだ。単にオッサンになっただけかもしれないけど結果オーライ、コリンは『KIDS/キッズ』におけるラリー・クラークの視点を身につけたのである。

    しかも本作には飛び切りのサプライズがある。つい最近までディズニー・チャンネルのトゥイーン向け番組に出演していた現役アイドル、セレーナ・ゴメスとヴァネッサ・ハジェンズが出演しているのだ。彼女らもアイドルからの脱皮を模索していたとはいえ、春休みに遊ぶ金欲しさに強盗を行い、マイアミに繰り出してキワどいビキニで弾けまくる姿はそれだけでスゴいインパクト。EDM界の旗手スクレリックスの手によるアゲアゲだけど何処か切ないダンスビートが鳴り響く海辺のパーティ・シーンは『プロジェクトX』と並ぶテン年代のパーティ描写として記憶されていくことだろう。

  そんなパーティで浮かれ騒いだあと、泥酔した彼女たちはコンビニの駐車場でふらつきながらブリトニー・スピアーズの「ベイビー・ワン・モア・タイム」を合唱する。

 「さみしくて死んじゃいそう/白状しなきゃ/あなたがそばにいないと気が狂いそう/ベイビーもう一度、愛して」

 コリンが、セレーナやヴァネッサに所謂名曲ではなく、ちょい前の陳腐なポップソングを歌わせたのは、彼女たちの愚かしさを表現したかったからだろう。だがコリンはちょっとした計算ミスをしてしまったようだ。ブリトニーもまたディズニー・チャンネル出身のアイドルである。セレーナとヴァネッサがブリトニーの曲を歌うとき、ディズニー・アイドルの歴史はひとつに繋がって光り輝く。その光の輪はコリンの思惑を超えてコンビニの駐車場を華やいだステージへと変えてしまうのだ。

  映画はこの後、ジェームズ・フランコ演じるラッパー兼ギャング”エイリアン”の登場によって、犯罪劇へと姿を変えるのだが、コリンのヒップホップやストリート・ギャングに関する知識がボンヤリしていることもあって、かなりグダグダな展開になってしまう。それでもブールサイドに置かれた白いピアノでフランコとギャルたちが「エブリタイム」というナンバーを合唱するシーンは妙に感動的で映画を救う。その曲のオリジナル歌手はというと・・・やはりブリトニー・スピアーズ! つまりハーモニー・コリンは映画を救ったブリトニーの家の方向に足を向けて寝てはいけないのである。


『スプリング・ブレイカーズ』予告編



ブリトニー・スピアーズ「ベイビー・ワン・モア・タイム」

10月の営業報告ほか


「MUSIC MAGAZINE (ミュージックマガジン) 2013年 11月号」の特集記事「黒人音楽の現在2013」の本文と選盤を担当しました。最近のR&B〜ヒップホップチャートからのトレンド読解を行っています。ビギナーの方は「えっ、こんなのが売れてるんだ!」と驚愕するはず。

せっかくなので紹介盤の中でマイナーなやつから3曲ばかし紹介してみる。

August Alsina - Shoot Or Die


ニューオリンズ出身21歳による、ジャスティン・ティンバーレイク「Suit & Tie」の替え歌。

 Quadron - Favorite Star (Acoustic)


デンマーク出身のデュオのメジャーデビュー作から。アルバムにはケンドリック・ラマーもゲスト参加。


The Foreign Exchange - Call It Home


歌っているのは元リトル・ブラザーのラッパー、フォンテ。彼の歌はいつ聴いても気持ちイイ。


「映画秘宝 2013年 12月号」 では、いつものサントラコラムに加えて『アメリカン・パイパイパイ!』の紹介文を書いています。


10/4発売の「FRIDAY」で『ウォーム・ボディーズ』を紹介。同じく10/18発売の「FRIDAY」で、「男に薦める米国ドラマ」についてのコラムを書いてます。海外ドラマの記事は大抵タイアップまみれだけど、これは何の制約も受けずにお勧め作品を選んでます。

 
「CDJournal2013年 11月号」には「アメリカ学園天国」が掲載。お題は”エモの聖典”『ウォールフラワー』です。


コクヨが、関連会社のコクヨ工業滋賀設立25周年を記念した近江の麻とびわ湖のヨシを使った意匠ノートを発売。
今度はMDコットンノートを意識してる?女子ウケしそう。いずれにせよ最近のコクヨはやる気満々だ。


東京都都市整備局より多摩ニュータウン土地貸付け(南大沢駅北側都有地)のお知らせ
場所は、京王線南大沢駅の北口なんだけど、これって今この場所で運営している三井のアウトレットモールが2015年11月でクローズするってことだよね? 
南大沢の場合、イトーヨーカ堂があるので地域住民の日常生活に支障はないとは思うけど、巨大なショッピングモールが突然無くなるわけだから間接的な影響はかなりのもののはず。そしてこのレベルの閉店が地方都市で起こったらと思うとゾッとする。 来るべき南海トラフ地震を考慮したら、地盤が安定している多摩エリアに金も人もシフトしていくのが本来の都市計画のあり方のはず。でも東京五輪があるので臨海エリアへのシフトは止まらない。何だかなあ〜。

シネマ酒オン・ザ・ロック「ストレンジャー」


 タトゥーを顔に彫ったり、指が一本なくなったりしたバンコクの狂乱の一夜から2年。幸せな家庭生活を送るフィル、スチュ、ダグの妻帯者3人に対して、独身ニートのまんま40代を迎えてしまったアランはいよいよ奇行に拍車がかかっていた。遂に大事件を引き起こしてしまった彼は治療施設への強制入院が決定。3人はアリゾナまでアランを送り届ける旅に出た。

 ところが道中、一行は謎の集団の襲撃を受けてしまう。一味の正体は、4年前にラスベガスでアランにヤクを売ったドラッグディーラー”ブラック・ダグ”を含むギャングたちだった。親分のマーシャルはかつて2000万ドル相当の金塊をミスター・チャウに横取りされた過去を持っており、チャウとメル友関係のアランに目をつけたのだ。「3日以内にチャウを俺の前に連れてこい! さもないとコイツをブッ殺す!」案の定、人質にされるのはダグ。果たして3人は、チャウを3日以内に捕まえてダグの命を救えるのだろうか?

   そんな『ハングオーバー!!! 最後の反省会』は、男たちの独身最後の夜の大冒険を描いて世界中でメガヒットしたコメディ・シリーズ『ハングオーバー!』の完結編である。前2作は、主人公たちが二日酔いで失った前日の記憶を辿ることでストーリーが転がっていったけど、本作では一転、シラフのまんま決死の行動を繰り広げる。このためサスペンス色がぐっと濃くなり、ハードボイルド的とすら言える映画に仕上がっている。

  それに伴ってキャラクターの描かれる比重にも変化が生じている。過去2作のキーパーソンはスチュだったけど、本作のキーパーソンはアラン。病状の悪化でマトモな行動が何ひとつ出来ず、フィルとスチュをイライラさせているだけに見えるけど、彼が恋に落ちることによってシリーズは大団円へと導かれる。相手役のキャシーを演じているのは”女版『ハングオーバー!』”と評された『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』で、アラン同様の飛び道具キャラを演じてブレイクしたコメディエンヌ、メリッサ・マッカーシー。このキャスティングだけでも最高だけど、2人が恋に落ちるきっかけがビリー・ジョエルなのだからもう何も言うことはない。
  70年代から80年代にかけてあまりにも売れすぎたために、未だに再評価されていないこのスーパースターは既に第二作でアランのフェイバリット・アーティストであることが仄めかされ(彼の部屋には80年のアルバム『グラス・ハウス』のジャケ写のポスターが貼ってある!)、劇中では「ザ・ダウンイースター“アレクサ”」やスカ・レンジャーズによる「素顔のままで」のカバーが流れるばかりか、スチュが弾き語りで「アレンタウン」の替え歌「アランタウン」まで披露していた。

  本作でも序盤のシーンで「マイ・ライフ」をヘッドフォンで爆音で聴くなど、アランのビリー愛は健在だ。だからこそ彼は、偶然立ち寄った質屋で店番を務めるキャシーがビリー・ジョエルのTシャツを着ているのを確認するなり、彼女に恋してしまうのである。その際にタイミング良くBGMとして流れるのが、ビリーの「ストレンジャー」だ。

  「ぼくらは皆恋に落ちる/でもたくさんの秘密を共有するっていうのにその危険を無視する/君は自分の中の異邦人を恋人に見せたことがないのかい? 」

 言わずもがなだけど、アランの中にはそんな大層な奴は存在しない。それに客観的に見れば、アランとキャシーは背が低い中年の男女にしかすぎず“運命の恋人”というイメージから百万光年隔たっている。でもビリーの歌声に勇気づけられてその気になったアランは、永遠に続くと思われた狂乱の日々から抜け出すきっかけを掴むのだ。


『ハングオーバー!!! 最後の反省会』予告編


Billy Joel - Stranger

9月の営業報告

9/28発信の「アルテス」電子版で大和田俊之さんとの「文化系のためのヒップホップ通信」という新連載が始まります。察しがつく通り、例の本の続編です。電子版なので映像へのリンクもバンバンついてます! まずは2012年のヒップホップ・シーン総括から。


やはり9/28発売のムック本「bmr レガシー 永遠のウェッサイ」で「西海岸ヒップホップをめぐる人物、歴史、そして社会学」という文章(2万字!)を書きました。

N.W.A. - 100 Miles And Runnin'

燃えるわ〜!


ページを開くと、今井メロのSMへアヌードが目に飛び込んで来る本日発売の「FRIDAY」で快作『ウォーム・ボディーズ』の紹介をしています。


「CROSSBEAT (クロスビート) 2013年11月号」に、コラム「シネマ酒オン・ザ・ロック」とエルヴィス・コステロとザ・ルーツの共演盤の紹介を書いています。 「CROSSBEAT」は今号で休刊です。25年の歴史の最後の方に関われて幸せでした‥‥と思ったら、「シネマ酒オン・ザ・ロック」は9年も続いてたことに気がついた。
あのコラムを書くことは、ほとんど習慣と化していたので、ボケ防止も兼ねて自分のブログで似たフォーマットで続けようかなと思ってます。というわけで来月18日(頃)をお待ちください!

Elvis Costello & The Roots - Walk Us Uptown

ブレイクビーツに鼓舞されたのか、いつもの猫なで声を封印したブルージーな御大に好印象!


「MUSIC MAGAZINE2013年10月号」では、モービー『Innocents』評を担当。



「映画秘宝 2013年11月号」にはいつものサントラ・コラムが掲載。

文中でも触れた『マン・オブ・スティール』のドラム録音風景。狂ってる!


「ぴあ Movie Special 2013 Autumn」に『アメリカン・パイパイパイ!』の紹介文を書きました。

旧シリーズを知っている人は涙なしで見られない好作品。


「T.」では誰でも1000円で見れる太っ腹な快作『クロニクル』と、実はムー映画な『グランド・イリュージョン』を紹介しています。


ユニヴァーサル・ミュージックの「永遠のサントラ名盤ベスト&モア」のサイトにコメントを寄せています。


以上、よろしくお願いします。

8月の営業報告


写真は『クラウド・アトラス』でおなじみのハワイ島の天体観測所。

「CDJournal 2013年09月号」では「アメリカ学園天国」が掲載。今回は『クロニクル』を紹介しています。


『クロニクル』予告編
 

限定公開にしとくのは勿体ない面白さなのでぜひ〜。


ほかには『Lora Versus』あらため『29歳からの恋とセックス』『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』を紹介しています。

『29歳からの恋とセックス』予告編
 

この際、グレタ・ガーウィグの名前くらいは覚えておこうぜ。


「MUSIC MAGAZINE2013年09月号」では、ザイン・グリフ「ザ・ヴィジター」評を担当してます。最近ニューロマ勢が元気だな。

Zaine Griff - Devil or Angel Live at The Paddington


 男はスーツでロックする。


「映画秘宝 2013年10月号」ではいつものサントラ・コラムが掲載。
ほかには大傑作『This Is 40』あらため『40歳からの家族ケーカク』のレヴューとコリー・モンテース追悼文を書いています。

『40歳からの家族ケーカク』予告編
 

『無ケーカクの命中男/ノックト・アップ』のスピンオフ作なんだけど、もっと苦くて深い!


「キネマ旬報 9月上旬号」では、恐れ多くも「映画の話が多くなって 本音を申せば」の書評をやっています。


「CROSSBEAT (クロスビート) 2013年10月号」に、「シネマ酒オン・ザ・ロック」が掲載。ネタは『フライト』の「フィーリン・オールライト」です。

Joe Cocker and Grease Band - Feelin' Alright


「CROSSBEAT」は次号で休刊になりますので、9年間続いたこの連載も次回が最終回です。
以上、よろしくお願いします。

7月の営業報告


創刊25周年を迎えた「CROSSBEAT (クロスビート) 2013年09月号」に、「シネマ酒オン・ザ・ロック」が掲載。ネタは『ジャンゴ 繋がれざる者』です。
このほか、この号ではカニエ・ウエスト『イーザス』の解説、『華麗なるギャツビー』サントラ、メイヤー・ホーンソーンの新作『ホエア・ダズ・ディス・ドア・ゴー』の紹介をやっています。ついでに「この25年間のベストアルバム10」という無謀な企画にも参加!

Kanye West - BLKKK SKKKN HEAD
英国グラムロッカーがやりそうなシャッフルがかったブギー・ビートがフレッシュ!


英国グラムロッカーがやりそうなシャッフルがかったブギー・ビートがフレッシュ!


「CDJournal 2013年08月号」では『マーサ、あるいはマーシー・メイ』評をやっています。


「MUSIC MAGAZINE2013年08月号」では、ケンドラ・モリス「モッキンバード」評を担当してます。

Kendra Morris - Shine On You Crazy Diamond
 
例のピンク・フロイドのアレです。


シアターカルチャーマガジンT. [ティー]では『ウォーム・ボディーズ』評を担当。


「映画秘宝 2013年09月号」ではいつものサントラ・コラムが掲載。


「映画秘宝」関係では、別冊「映画秘宝EX 映画の必修科目07 冷酷! 悪漢映画100」にも寄稿。ぼくが担当したのは『ストリート・オブ・ファイヤー』、『プラトーン』、『ウォール街』です。改めて観てオリバー・ストーンのベスト作は『ウォール街』だと思いました。

Talking Heads - This Must Be The Place (Naive Melody)
 
この曲にインスパイアされた『きっと ここが帰る場所』という映画まで作られたナンバーだけど、最初にフィーチャーされたのは実は『ウォール街』だった。


あと終了後にナニですが、「FUJI ROCK FESTIVAL'13」の公式パンフレットにジュラシック5とケンドリック・ラマーについて書きました。

以上、よろしくお願いします。

6月の営業報告


金曜から公開が開始された『ハングオーバー!!! 最後の反省会』のパンフに色々書いていますので、観劇のお供にどうぞ。

『ハングオーバー!!! 最後の反省会』予告編


「映画秘宝 2013年08月号」ではその『ハングオーバー!!! 最後の反省会』の紹介、遂にDVDリリースされたジョン・ウォーターズの94年作『シリアル・ママ』、そしてDVDスルーになってしまったジョナス・アカーランドの新作『スモール・アパートメント ワケアリ物件の隣人たち』を紹介してます。もちろんいつものサントラ評も。

『シリアル・ママ』予告編

懐かしい!

「CROSSBEAT (クロスビート) 2013年08月号」では、「シネマ酒オン・ザ・ロック」が掲載。ネタは『バチェロレッテ ―あの子が結婚するなんて! ―』です。


「CDJournal2013年07月号」には「アメリカ学園天国」が掲載。お題はもちろん『プロジェクトX』。エリザベス・オルセン主演の驚異のワンカット・ホラー『サイレント・ハウス』評もやっています。

『プロジェクトX』予告編
 
ある意味『スプリング・ブレイカーズ』と並んで今のムードを象徴するような映画だと思うので是非チェックを!


「MUSIC MAGAZINE2013年07月号」では、「欲望のバージニア オリジナル・サウンドトラック」の紹介とプリシラ・アーン「ここにいること」評、『スプリング・ブレイカーズ』の紹介、タイラー・ザ・クリエイターのライブレポを担当してます。

Tyler, The Creator - Domo 23



カンバさんが表紙の「ぴあ Movie Special 2013 Summer」ではウータン・クランのRZAが監督、脚本、主演、音楽の4役を手がけた『アイアン・フィスト』評を担当。

『アイアン・フィスト』予告編
 
B級映画としては100点満点の快作。ラッセル・クロウはこの10年で最高の演技をしてると思う!推定ジャベール役の53倍イイ。

その『アイアン・フィスト オリジナル・サウンドトラック』の日本語盤の解説もやりました。

以上、よろしくお願いします!

5月から6月にかけての営業報告

「21世紀アメリカの喜劇人」の書評が朝日新聞社の書評サイトに掲載されました。


銀座モダンアートで開催中の「zine展2」に、「21世紀アメリカの喜劇人ボーナストラック」を12日から出展します。これまで作った3種のボートラから、本編未収録の映画紹介を6本分セレクト。値段は40円です!



「キネマ旬報 2013年6月下旬号」で、『スプリング・ブレイカーズ』評を書いています。ブックコーナーでは「21世紀アメリカの喜劇人」が取り上げられています。佐野亨さん、ありがとうございました。

『スプリング・ブレイカーズ』予告編



「MUSIC MAGAZINE2013年06月号」では、シー&ヒムの新作紹介とリトル・ブーツ「ノクターンズ」評を担当、そしてクロス・レヴューにも参加しています。

She & Him- I Could've Been Your Girl

ズイ子の音楽性の根底にカントリーがあることを痛感させられるナンバー。


「映画秘宝 2013年07月号」ではサントラ評に加え、セス・ローゲンとバーブラの共演作『Guilt Trip』あらため『人生はノー・リターン ~僕とオカン、涙の3000マイル~』、そしてライアン・ゴズリングとブラッドリー・クーパーの共演作『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ』を紹介してます。

『人生はノー・リターン』予告編
 
バーブラのウザいオカン役はある種の領域に到達している。リア・ミシェルもこの境地を目指してほしい(ほしくない!)もの。


「CROSSBEAT (クロスビート) 2013年07月号」では、「シネマ酒オン・ザ・ロック」に加え、タイラー・ザ・クリエイター「ウルフ」タリブ・クウェリ「Prisoner of Conscious (P.O.C.)」評、そしてギル・スコット=ヘロンの自伝の紹介をやっています。

Tyler, The Creator - Rusty [ Live On Letterman} With Domo And Earl

テキトーな感じがすごくイイ!


「CDJournal2013年06月号」では『セレステ&ジェシー』と9年の歳月を経てようやく日本リリースされた『アン・ハサウェイ 魔法の国のプリンセス』の紹介をやっています。

『魔法の国のプリンセス』予告編

全体に狂ってて素晴らしい!マイ・カルト・クラシック。


「プロポーズ・ゼクシィ」のサイトに、プロポーズ・シーンがある映画についてのコラムを書きました。自分の芸風に忠実に、最近のコメディ映画を取り上げています。


 以上、よろしくお願いします。

4月の営業報告


4月27日発売のムック「映画秘宝EX映画の必修科目06腹筋崩壊! コメディ映画100」で、冒頭の「コメディ映画の歴史」という長文を書きました。「喜劇人」の”長谷川史観”を排してもう少しフラットに書いたつもり。
作品紹介で担当したのは「がんばれ!ベアーズ」「ブルース・ブラザース」「初体験リッジモント・ハイ」「フェリスはある朝突然に」「サボテン・ブラザース」「殺したいほどアイ・ラブ・ユー」「ミセス・ダウト」「ロミーとミッシェルの場合」「ウェディング・シンガー」「俺たちニュースキャスター」「エージェント・ゾーハン」「ラブ・アゲイン」です。


「CDJournal2013年 05月号」に「アメリカ学園天国」が掲載。連載10周年(!)を記念して、この10年間のアメリカ学園映画ベスト10を選出しています。何が選ばれているかはお楽しみに。ジャスティン・ティンバーレイク「20/20エクスペリエンス」メジャー・レイザー「フリー・ザ・ユニヴァース」評も書いています。

『ロック・ミー・ハムレット』予告編
 
惜しくもベスト10を逃しました。でも自分でも何故か分らないほどに好きなんだよな〜。


「MUSIC MAGAZINE (ミュージックマガジン) 2013年 05月号」では、ここに来てのまさかの傑作イギー&ザ・ストゥージーズ『レディ・トゥ・ダイ』の紹介に加え、マニュエル・ビアンヴェニュ『amanuma』評を書いています。

イギー&ザ・ストゥージーズ『レディ・トゥ・ダイ』のadクリップ イギー66歳!


「レコード・コレクターズ 2013年 05月号」では、「トゥルー・カラーズ シンディ・ローパー自伝」評を書いています。興味深いエピソードが満載。「ハイスクールはダンステリア」のコーダの「We Just Wanna、We Just Wanna」のリフレインを考えたのはシンシア・ウェイルだったなんて知らなかった!


「映画秘宝 2013年 06月号」では「サントラ千枚通し」(今回はデヴィッド・ボウイ祭り)に加えて、ボリウッド産学園映画の芽生えを実感出来る『きっと、うまくいく』の紹介を行っています。「21世紀アメリカの喜劇人」も紹介していただきました。感謝!

David Bowie - That's Motivation
 
『ビギナーズ』より。ボウイ先生のタップダンス!そういえば彼は一応リンゼイ・ケンプの弟子であった。


「CROSSBEAT (クロスビート) 2013年 06月号」では、コラム「シネマ酒オン・ザ・ロック」が掲載。お題は『ディクテーター 身元不明でニューヨーク』です。


以上、よろしくお願いします。

3月の営業報告


「CROSSBEAT (クロスビート) 2013年 05月号」では、コラム「シネマ酒オン・ザ・ロック」が掲載。お題はアデ子の「スカイフォール」です。


「CD Journal (ジャーナル) 2013年 04月号」ではヴィクトリア・ジャスティス主演作『そんなガキなら捨てちゃえば?』評を書いてます。

『そんなガキなら捨てちゃえば?』予告編
 
ヴィクトリア・ジャスティスのエンジのスタジャンに注目。そう、初期デフ・ジャムのスタッフ・ジャンパーなのだ。しかも後半、それがストーリーに関係してくる!


「MUSIC MAGAZINE (ミュージックマガジン) 2013年 04月号」では、素晴らしすぎるデヴィッド・ボウイ『ザ・ネクスト・デイ』と面白すぎる「R・ケリー自伝 SOULACOASTER」の紹介に加え、早くもクラシックの風格が漂うケンドリック・ラマー『グッド・キッド、マッド・シティー』評を書いています。

David Bowie - Valentines Day
 
ジギー時代の曲調を自己模倣。でも瑞々しい。イイ曲です。


Kendrick Lamar - Swimming Pools (Drank) (Live on SNL)

 言うことなしっス!

「映画秘宝 2013年 05月号」では「サントラ千枚通し」に加えて、『Jesus Henry Christ』あらため『ヘンリー・アンド・ザ・ファミリー』評をやっています。

そして「ぴあ Movie Special 2013 Spring」では『シュガーマン 奇跡に愛された男』の紹介をしています。

Rodriguez - Sugar Man
 
南アフリカ共和国出身者なら皆知ってるロドリゲスの代表曲。

Nas - You're da man


本国では誰も知らなかった「Sugar Man」をサンプリングした94年曲。ヒップホップDJの耳の良さというものを再確認させられる。Prod.はラージ・プロフェッサー。

以上、よろしくお願いします。

「21世紀アメリカの喜劇人」の表紙と内容について


 いよいよ3月27日に「21世紀アメリカの喜劇人」が発売されます。
表紙はどこのオシャレなスタンダップ・コメディアンと思いきや実はアダム・サンドラーです。内容については目次の抜粋がP-Vine Booksに載りましたので、そちらを転載しておきます。

現在、アマゾンセブンブックスhontoで予約受付中!

  4月5日に下北沢B&Bで「21世紀アメリカの喜劇人」の発刊イベントがあります。
ゲストは山崎まどかさん。来て下さった方にはおまけ小冊子を配布します。 


「21世紀アメリカの喜劇人」目次抜粋

 ●この15年間ばかし、ハリウッドの帝王はアダム・サンドラーだった。
(圧倒的な”素”のパワー/男優をアホに、女優をスウィートに/サンドラー映画の奇妙な影)

 ●「サタデー・ナイト・ライブ」の歴史をさくっと振り返ってみる。
(番組初期のスターたち チェビー・チェイス、ジョン・ベルーシ、ビル・マーレイ/世代交代とエディ・マーフィ/栄光の90年代 マイク・マイヤーズ、クリス・ロック、ウィル・フェレル/『SNL』における男女機会均等法制定 ティナ・フェイ、エイミー・ポーラー、クリステン・ウィグ/文化系化、草食化する男コメディアンたち ジミー・ファロン ロンリー・アイランド)

 ●テレビ、そこは笑いの戦場兼実験室。
(実は“『SNL』出身じゃない芸人”スティーヴ・マーティン/現代最強のコメディアン、ジム・キャリーを生んだ『In Living Color』/新しい笑いの最前線 モキュドラマ)

 ●ティーン・コメディ史観によるコメディ映画史。
(ティーン・コメディを作り上げた男 ジョン・ヒューズ/『初体験リッジモント・ハイ』が獲得した現代性/ゴスとマッチョ、あるいはウィノナとブレンダン/『バッド・チューニング』とタランティーノ現象/会話劇の復権と『クルーレス』)

 ●ウディ・アレンとコーエン兄弟はコメディ界のレジェンドだ。でも…
(郊外の狂気を告発するキモメン、トッド・ソロンズ/イケメンの皮を被ったネクスト・ウディ エドワード・バーンズとジョン・キューザック/ブルックリンのバームバック、アッパーイーストのスティルマン/ファレリー兄弟は、愛だけは裏切らない/早熟の若き巨匠 ジェイソン・ライトマン)

 ●黒いコメディ、そこは謎と魅惑に満ちた世界。
(黒いコメディ監督たち スパイク・リーとウェイアンズ兄弟/コメディアンのようなラッパーと、ラッパーのようなコメディアン)

 ●大人げない大人、ベン・スティラーとフラット・パック。
(コメディ・スターの誕生 ~『メリーに首ったけ』『ズーランダー』/どこまでもフリーダムな男、オーウェン・ウィルソン/ブレない男、ヴィンス・ヴォーン/アンストッパブルな天才 ジャック・ブラック)

 ●ジャド・アパトーは、コメディ界の現帝王にして偉大なる普通人である。
(アパトー・ギャングの勃興/ブロマンス映画の旗手セス・ローゲン/ジェイソン・シーゲルとアパトー・ギャングのクリエイターたち/最大の理解者ポール・ラッド、そして女子たちに送るエール)

 ●ロマンティック・コメディを男目線で見てみれば
(キャメロンとドリューのロマ・コメ革命/キャメロン・クロウと女優たち~レニー・ゼルウィガー、ケイト・ハドソン、ズーイー・デシャネル、キルスティン・ダンスト/ティーン・コメディ発の女優たち、そして現在~リース・ウィザースプーン、アン・ハサウェイ、レイチェル・マクアダムス、エマ・ストーン、ミラ・クニス、ジェニファー・アニストン)

 ●そろそろジョン・ウォーターズとモンティ・パイソンの話は抜きでコメディ映画について語りたい。
(悪趣味上等 ジャッカスと大人向けアニメのクリエイターたち/悪趣味を過激な笑いに昇華するトッド・フィリップス/笑いの純文学者 チャーリー・カウフマン)

新しい単行本のお知らせ



3月27日に新しい書き下ろし単行本がスペースシャワーブックスから出ます。
書名は「21世紀アメリカの喜劇人」
内容は上の画像をご覧ください。
アマゾンセブンブックスhontoで予約が開始されました。1年以上かけて一生懸命書きましたので、よろしくお願いします! 


わたしもちょこっと書かさせていただいた「Witchenkare(ウィッチンケア)第4号」 も予約開始となりました。 あわせてよろしくお願いします。


3/16(土)に朝日カルチャーセンター新宿校で「アメリカ学園映画ガイド 2013年版」をやります。テーマはスクールカースト(ただし米国の)。こちらもよろしく!

2月の営業報告


 「キネマ旬報 3月上旬号」に、「ジャンゴ 繋がれざる者」についてコラムを書いています。

DJANGO UNCHAINED - MAIN THEME

「CD Journal (ジャーナル) 2013年 03月号」には「アメリカ学園天国」が掲載。何と連載60回目。隔月掲載なので連載10年ですよ!加えて、 ミゲル「カレイドスコープ・ドリーム」評も書いてます。

栄えある10周年記念作品は『21ジャンプ・ストリート』。傑作!

21 Jump Street - Official Trailer

「MUSIC MAGAZINE (ミュージックマガジン) 2013年 03月号」]では、ニコ・マーリー「DRONES」評を書いています。


「映画秘宝 2013年 04月号」では「サントラ千枚通し」に加えて、『世界にひとつのプレイブック』の紹介、『21ジャンプ・ストリート』評をやっています。


「CROSSBEAT (クロスビート) 2013年 04月号」では、コラム「シネマ酒オン・ザ・ロック」が掲載。 お題はバグルス「ラジオ・スターの悲劇」です。


The Buggles - Video Killed The Radio Star

そして「T.」『ザ・マスター』評を書いています。

以上、よろしくお願いします。

1月の営業報告


写真は多摩川の河原。

「CROSSBEAT (クロスビート) 2013年 03月号」では、コラム「シネマ酒オン・ザ・ロック」が掲載。 お題はトーキングヘッズ「This Must Be The Place」です。

 David Byrne - This Must Be The Place (live from movie 2011)



  「CD Journal (ジャーナル) 2013年 02月号」では、KE$HA「ウォーリア」評を書いてます。「ダイ・ヤング」は超イイ曲!

 Ke$ha - Die Young
 
正直言って、ケシャよりエミリー・サンデーが好きという人の気持ちが分らない。


  「MUSIC MAGAZINE (ミュージックマガジン) 2013年 02月号」]では、ロスの奇才エイドリアン・ヤングの紹介記事と特集「2013年はこれを聴け!」への参加、そしてウィズ・カリファのセカンド作のレヴューをやっています。

 Adrian Younge Presents The Delfonics - Stop and Look



  「映画秘宝 2013年 03月号」の2012年ベスト&トホホ10のアンケートに参加してます。ぼくが総合の結果とダブったベスト作は『アルゴ』だけでした・・・。
ちなみに2012年の11位から20位は観た順で、ヤングアダルト、裏切りのサーカス、ハンガーゲーム、Damsel In Distress、テイク・ディス・ワルツ、ルビー・スパークス、スカイフォール、キャビン、ムーンライズ・キングダム、そしてProject X。レベル高っ!
「秘宝」ではほかにサントラベスト10とDVDスルー作ベスト10(コメディ青春部門)のセレクト、『ムーンライズ・キングダム』の紹介、ファレリー兄弟の『新・三バカ大将 ザ・ムービー』』評もやっています。


 実は映画ベスト10、「FRaU (フラウ) 2013年 02月号」でもやってます。こちらは公開時期縛りと日本公開縛り、そしてぼくの女性誌へのジェントルな配慮が加わって毛色が違ったものとなっています。

 以上、よろしくお願いします。

あけましておめでとうございます


写真は神田明神。

大晦日。美輪明宏とダサ眼鏡がめっちゃクールな樹木希林の孫が全てをさらった感のある紅白歌合戦だったけど、昭和リズム歌謡を思わせる「夜明けのブルース」でフェンダーストラトキャスターで泣きのギターソロを弾いた五木ひろしもナイスだった。

 五木ひろし 夜明けのブルース
 
ここ25年間のエリック・クラプトンよりブルースを感じる!
ちなみに 五木ひろしは「ひろしとギター」という弾き語りシリーズをライフワークにしている。彼のプレイに興味がわいた人はぜひ!

 しかし「ヤング≒アダルト」を観て以来、再結成プリプリが劇中に登場する主婦のコピーバンドにしか見えなくて困る。

 年が明けて届けられたBillboard Liveの案内。噂通りシルヴィー・バルタンとバルタン星人のコラボが実現していた!

バケーションはサンタフェで過ごしていたっぽい ケイト・スペードの娘はイメージを裏切らない完成度。

というわけで、今年も五木ひろしとバルタン星人とケイト・スペードを同列に語っていきますので、よろしくお願いします。