10月の営業報告ほか


「MUSIC MAGAZINE (ミュージックマガジン) 2013年 11月号」の特集記事「黒人音楽の現在2013」の本文と選盤を担当しました。最近のR&B〜ヒップホップチャートからのトレンド読解を行っています。ビギナーの方は「えっ、こんなのが売れてるんだ!」と驚愕するはず。

せっかくなので紹介盤の中でマイナーなやつから3曲ばかし紹介してみる。

August Alsina - Shoot Or Die


ニューオリンズ出身21歳による、ジャスティン・ティンバーレイク「Suit & Tie」の替え歌。

 Quadron - Favorite Star (Acoustic)


デンマーク出身のデュオのメジャーデビュー作から。アルバムにはケンドリック・ラマーもゲスト参加。


The Foreign Exchange - Call It Home


歌っているのは元リトル・ブラザーのラッパー、フォンテ。彼の歌はいつ聴いても気持ちイイ。


「映画秘宝 2013年 12月号」 では、いつものサントラコラムに加えて『アメリカン・パイパイパイ!』の紹介文を書いています。


10/4発売の「FRIDAY」で『ウォーム・ボディーズ』を紹介。同じく10/18発売の「FRIDAY」で、「男に薦める米国ドラマ」についてのコラムを書いてます。海外ドラマの記事は大抵タイアップまみれだけど、これは何の制約も受けずにお勧め作品を選んでます。

 
「CDJournal2013年 11月号」には「アメリカ学園天国」が掲載。お題は”エモの聖典”『ウォールフラワー』です。


コクヨが、関連会社のコクヨ工業滋賀設立25周年を記念した近江の麻とびわ湖のヨシを使った意匠ノートを発売。
今度はMDコットンノートを意識してる?女子ウケしそう。いずれにせよ最近のコクヨはやる気満々だ。


東京都都市整備局より多摩ニュータウン土地貸付け(南大沢駅北側都有地)のお知らせ
場所は、京王線南大沢駅の北口なんだけど、これって今この場所で運営している三井のアウトレットモールが2015年11月でクローズするってことだよね? 
南大沢の場合、イトーヨーカ堂があるので地域住民の日常生活に支障はないとは思うけど、巨大なショッピングモールが突然無くなるわけだから間接的な影響はかなりのもののはず。そしてこのレベルの閉店が地方都市で起こったらと思うとゾッとする。 来るべき南海トラフ地震を考慮したら、地盤が安定している多摩エリアに金も人もシフトしていくのが本来の都市計画のあり方のはず。でも東京五輪があるので臨海エリアへのシフトは止まらない。何だかなあ〜。

シネマ酒オン・ザ・ロック「ストレンジャー」


 タトゥーを顔に彫ったり、指が一本なくなったりしたバンコクの狂乱の一夜から2年。幸せな家庭生活を送るフィル、スチュ、ダグの妻帯者3人に対して、独身ニートのまんま40代を迎えてしまったアランはいよいよ奇行に拍車がかかっていた。遂に大事件を引き起こしてしまった彼は治療施設への強制入院が決定。3人はアリゾナまでアランを送り届ける旅に出た。

 ところが道中、一行は謎の集団の襲撃を受けてしまう。一味の正体は、4年前にラスベガスでアランにヤクを売ったドラッグディーラー”ブラック・ダグ”を含むギャングたちだった。親分のマーシャルはかつて2000万ドル相当の金塊をミスター・チャウに横取りされた過去を持っており、チャウとメル友関係のアランに目をつけたのだ。「3日以内にチャウを俺の前に連れてこい! さもないとコイツをブッ殺す!」案の定、人質にされるのはダグ。果たして3人は、チャウを3日以内に捕まえてダグの命を救えるのだろうか?

   そんな『ハングオーバー!!! 最後の反省会』は、男たちの独身最後の夜の大冒険を描いて世界中でメガヒットしたコメディ・シリーズ『ハングオーバー!』の完結編である。前2作は、主人公たちが二日酔いで失った前日の記憶を辿ることでストーリーが転がっていったけど、本作では一転、シラフのまんま決死の行動を繰り広げる。このためサスペンス色がぐっと濃くなり、ハードボイルド的とすら言える映画に仕上がっている。

  それに伴ってキャラクターの描かれる比重にも変化が生じている。過去2作のキーパーソンはスチュだったけど、本作のキーパーソンはアラン。病状の悪化でマトモな行動が何ひとつ出来ず、フィルとスチュをイライラさせているだけに見えるけど、彼が恋に落ちることによってシリーズは大団円へと導かれる。相手役のキャシーを演じているのは”女版『ハングオーバー!』”と評された『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』で、アラン同様の飛び道具キャラを演じてブレイクしたコメディエンヌ、メリッサ・マッカーシー。このキャスティングだけでも最高だけど、2人が恋に落ちるきっかけがビリー・ジョエルなのだからもう何も言うことはない。
  70年代から80年代にかけてあまりにも売れすぎたために、未だに再評価されていないこのスーパースターは既に第二作でアランのフェイバリット・アーティストであることが仄めかされ(彼の部屋には80年のアルバム『グラス・ハウス』のジャケ写のポスターが貼ってある!)、劇中では「ザ・ダウンイースター“アレクサ”」やスカ・レンジャーズによる「素顔のままで」のカバーが流れるばかりか、スチュが弾き語りで「アレンタウン」の替え歌「アランタウン」まで披露していた。

  本作でも序盤のシーンで「マイ・ライフ」をヘッドフォンで爆音で聴くなど、アランのビリー愛は健在だ。だからこそ彼は、偶然立ち寄った質屋で店番を務めるキャシーがビリー・ジョエルのTシャツを着ているのを確認するなり、彼女に恋してしまうのである。その際にタイミング良くBGMとして流れるのが、ビリーの「ストレンジャー」だ。

  「ぼくらは皆恋に落ちる/でもたくさんの秘密を共有するっていうのにその危険を無視する/君は自分の中の異邦人を恋人に見せたことがないのかい? 」

 言わずもがなだけど、アランの中にはそんな大層な奴は存在しない。それに客観的に見れば、アランとキャシーは背が低い中年の男女にしかすぎず“運命の恋人”というイメージから百万光年隔たっている。でもビリーの歌声に勇気づけられてその気になったアランは、永遠に続くと思われた狂乱の日々から抜け出すきっかけを掴むのだ。


『ハングオーバー!!! 最後の反省会』予告編


Billy Joel - Stranger