エヴリシング・クール ムービー・アワード2014

審査員がひとりだけの年間映画賞、2013年に続いて今年も実施しました。DVDスルー作品や日本公開が2015年の映画を数多く含んでいるので、あしからず。

撮影賞
Winner! エマニュエル・ルベツキ @『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』

(以下、次点) 
ラリー・スミス @『オンリー・ゴッド』
フェドン・パパマイケル @『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』
ブリュノ・デルボネル @『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』 『ビッグ・アイズ』
グレイグ・フレイザー @『フォックスキャッチャー』

オリジナル歌曲集
Winner! 「I Love You All」from『FRANK -フランク-』

(以下、次点) 
「Everything Is Awesome 」from 『LEGO ムービー』
「あこがれの夏」from『アナと雪の女王』
「Lost Stars」from 『はじまりのうた』
「Please Mr. Kennedy」from『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』

ベスト悪役賞
Winner!  クリストフ・ヴァルツ @『ビッグ・アイズ』

(以下、次点)
ヴィタヤ・パンスリンガム @『オンリー・ゴッド』
エマ・トンプソン @『ウォルト・ディズニーの約束』
ウィレム・デフォー @『グランド・ブダペスト・ホテル』
ティーガー戦車 @『フューリー』

テレビ番組のキャラのまんまで賞
Winner!  クリステン・リッター @『ビッグ・アイズ』(=『23号室の小悪魔』)

(以下、次点)
カット・デニングス @『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(=『NYボンビーガール』)
ニール・パトリック・ハリス @『荒野はつらいよ アリゾナより愛をこめて』(=『ママと恋に落ちるまで』)

ベストロケ地賞
Winner!  ディズニーランド @『エスケイプ・フロム・トゥモロー』『ウォルト・ディズニーの約束』

(以下、次点) 
バンコク @『オンリー・ゴッド』
ネブラスカ @『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』
アイスランド @『インターステラー』
ニューヨーク @『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』

ブレイクスルー賞
Winner!  オスカー・アイザック @『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』

(以下、次点)
ナット・ウルフ @『きっと、星のせいじゃない。』『アドミッション -親たちの入学試験-』
マーゴット・ロビー @『ウルフ・オブ・ウォールストリート』『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜』
キャリー・クーン @『ゴーン・ガール』
ジュリアン・ベル @『22 Jump Street』

カメオ出演賞
Winner!  ウィル・フェレル @『LEGO ムービー』

(以下、次点)
トンデモない数のスターたち @『俺たちニュースキャスター 史上最低!?の視聴率バトルinニューヨーク』
クリステン・ウィグ @『her/世界でひとつの彼女』
ジェイミー・フォックス @『荒野はつらいよ アリゾナより愛をこめて』
セス・ローゲン、クイーン・ラティファ、ビル・ヘダー、アンナ・ファリス @『22 Jump Street』

美術&衣裳賞
Winner!  『チャールズ・スワン三世の頭ン中』

(以下、次点)
『グランド・ブダペスト・ホテル』
『フォックスキャッチャー』
『ウルフ・オブ・ウォールストリート』
『イヴ・サンローラン』

ベスト・バディ賞
Winner!  ロケット&グルート @ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー

(以下、次点)
ジョナ・ヒル&チャニング・テイタム @『22 Jump Street』
マシュー・マコノヒー&ロボット @『インターステラー』
ジョニー・ノックスビル&ジャクソン・ニコル @『ジャッカス/クソジジイのアメリカ横断チン道中』
レイフ・ファインズ&トニー・レヴォロリ @『グランド・ブダペスト・ホテル』

助演男優賞
Winner!  スティーブ・カレル @『俺たちニュースキャスター 史上最低!?の視聴率バトルinニューヨーク』『フォックスキャッチャー』

(以下、次点)
ジョナ・ヒル @『ウルフ・オブ・ウォールストリート』『ディス・イズ・ジ・エンド 俺たちハリウッドスターの最凶最期の日』
エドワード・ノートン @『グランド・ブダペスト・ホテル』『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
チャニング・テイタム @『フォックスキャッチャー』『22 Jump Street』
スコット・マクネイリー @『FRANK -フランク-』『ゴーン・ガール

助演女優賞
Winner!  ジェシカ・チャスティン @『インターステラー』

(以下、次点)
マギー・ギレンホール @『FRANK -フランク-』
クリステン・ウィグ @『俺たちニュースキャスター 史上最低!?の視聴率バトルinニューヨーク』
キャリー・クーン @『ゴーン・ガール』
エマ・ストーン @『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』

主演男優賞
Winner!  ホアキン・フェニックス @『her/世界でひとつの彼女』

(以下、次点) 
クリス・プラット @『LEGO ムービー』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』
マイケル・ファスベンダー @『FRANK -フランク-』
マシュー・マコノヒー @『インターステラー』
マイケル・キートン @『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』

主演女優賞
Winner!  パトリシア・アークエット @『6才のボクが、大人になるまで。』

(以下、次点)
ジュリー・デルピー @『ビフォア・ミッドナイト』
ブリット・マーリング @『ザ・イースト』
ブリー・ラーソン @『ショートターム』
シェイリーン・ウッドリー @『ダイバージェント』『きっと、星のせいじゃない。』

脚本賞
Winner!  テレンス・ウィンター @『ウルフ・オブ・ウォールストリート』

(以下、次点)
ジョナサン・ノーラン&クリストファー・ノーラン @『インターステラー』
ジョン・ロンソン&ピーター・ストローハン@『FRANK -フランク-』
アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ、ニコラス・ヒアコボーネ、アレクサンダー・ディネラリス・Jr.、アルマンド・ボー @『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
ジョー・スワンバーグ @『ドリンキング・バディーズ 飲み友以上、恋人未満の甘い方程式』

監督賞
Winner!  ジェームズ・ガン @『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』

(以下、次点)
スパイク・ジョーンズ @『her/世界でひとつの彼女』
マーティン・スコセッシ @『ウルフ・オブ・ウォールストリート』『ニューヨーク・レビュー・オブ・ブックス 50年の挑戦』
フィル・ロード&クリストファー・ミラー @『LEGO ムービー』『22 Jump Street』
アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ @『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』

ムー映画賞
Winner! 『インターステラー』

(以下、次点)
『オール・ユー・ニード・イズ・キル』
『複製された男』
『嗤う分身』
『ザ・イースト』

作品賞
Winner! 『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』

(以下、次点)
『her/世界でひとつの彼女』
『ウルフ・オブ・ウォールストリート』
『LEGO ムービー』
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』

エヴリシング・クール・ムービーアワード殿堂入り
マイク・ニコルズ
ロビン・ウィリアムズ
フィリップ・シーモア・ホフマン

今週のTOP5(最終回)


 京金のそば
1年の最後はここでソバを食べるようにしている。美味。


『エージェント・オブ・シールド』
ヒーローたちの活躍の裏で細かい作業を頑張っていた人たちがいた!という公務員賛歌。とりあえずエージェント・コルソンが生きていて安堵しました。


ブライアン・フェリー『Avonmore』におけるギタリストの無駄遣い
ジョニー・マー、ナイル・ロジャース、スティーブ・ジョーンズ、クリス・スペディング、マーク・ノップラーといった錚々たるメンツが1曲ごとに4人くらい参加しているのに、2パートくらいしか聴こえない。つまり各人のプレイをエディットしているということ。メイキングビデオとかないのかな。



『FARGO/ファーゴ』のアリソン・トールマン

マーティン・フリーマンが評判になったコーエン兄弟の映画のリ・イマジネーション版ドラマだけど、フリーマンは発音といいリアクションといい英国人そのもの。中西部ミネソタ育ちの人には全く見えない。そんな彼とは対照的に、生まれ故郷の警察にそのまま就職した気のいい女子にしか見えない彼女の演技の自然さが光った。


東京都庭園美術館
改装が完了してリ・オープン。失われていくものもあれば、蘇るものもある。

これで最終回。1年間おつかれさまでした(→俺)。

今週のTOP5


ホテルオークラ本館
クリスマス前に泊まってきた。ファサードもラウンジもオーキッド・ルームも昭和モダーンで最高だ。これを東京オリンピックのために増床したいから取り壊すなんて本当にどうかしている。


半田健人「せんちめんたる」
ようやく聴いたのだけど凄すぎて震えている。今どきナイアガラやティンパンのマネしてる若手ミュージシャンは全員聴いて懺悔すべき。

「僕はあなたに出逢うためこの街に来たのになぜに今ここに居ない」「見知らぬ人々眺めてもあなたの面影探してしまう」(半田健人作詞作曲「なぜ今ここに」)半田健人の歌世界にはLINEもFacebookも存在しない!


Charli XCX 「Sucker」
聴けば聴くほどバカになる!(褒めてる)R&B色はなくて基本ロックの人ということも分かった。ラスト曲だけマトモにカッコいいと思ったらヴァンパイア・ウィークエンドのロスタムProd曲だった。


ディアンジェロ「Black Messiah」
もちろん愛聴してます。予想していた通り”煮詰めすぎ”なんですが、良いアルバムであることは間違いないし、これが初週にフィジカルだけで10万枚売れたのは素晴らしいことだ。


爆笑問題のスーツ
おそらくギャルソンオムのチーフデザイナーだった田中の兄、田中啓一が作っているんだと思うんだけど、いつ見ても惚れ惚れする出来。決して身体的に恵まれている二人ではないのにカッコイイ。他のお笑い芸人も田中兄に頼めばいいのに。

12月の営業報告


「ENGLISH JOURNAL (イングリッシュジャーナル) 2014年 1月号」 に「シネ曼荼羅〜ベイビー」が掲載。今回取り上げたのは『ゴーン・ガール』。


「長谷川町蔵のサウンド・トラック野郎」 が更新。今回は「2014年を振り返る」。


「CROSSBEAT YEARBOOK 2014 (シンコー・ミュージックMOOK)」で年間ベスト20アルバム、音楽映画ベスト10、プリンスについてのコラムなどを書いています。


「CDJournal2015年 1月号」に「アメリカ学園天国」が掲載。今回紹介したのは『きっと、星のせいじゃない。』です。


「ぴあ Movie Special 2015 Winter (ぴあMOOK)」でも『きっと、星のせいじゃない。』を紹介しています。



「レコード・コレクターズ 2015年 01月号」ではポール・マッカートニーやストーンズ、フー(ついでにカニエ)が登場するドキュメンタリー映画『12−12−12ニューヨーク、奇跡のライブ』の紹介をしています。



表紙がド渋な「映画秘宝 2015年 02月号」ではサントラ・コラムに加えてジェイソン・ベイトマン監督&主演作『バッドガイ 反抗期の中年男』を紹介しています。



「MUSIC MAGAZINE (ミュージックマガジン) 2015年 01月号」で「ラップ/ヒップホップ ベスト10」の選出に参加しているとともにドゥービー・ブラザース新作評を担当しています。

それにしてもドゥービー・ブラザーズの最新アー写を見ると、笑いが止まらなくなるのは私だけだろうか?

以上、よろしくお願いします。

今週のTOP5

『バードマン』 
内覧試写で鑑賞。全シーン、ほぼワンカット(に見える)で劇伴音楽がほぼドラムスのみという無茶苦茶なシチュエーションの中、元スーパーヒーロー役者マイケル・キートンがブロードウェイの舞台に挑む姿を描いた至高の120分!
アレハンドロ・G・イリャニトゥは「風が吹けば凛子がスッポンポン」でおなじみ『バベル』を観て、「ああ、スリーアミーゴスの他の二人に引き離されちゃったなあ」と思ったけど、『バードマン』で再び横並びになった感じ。つまり『ゼロ・グラビティ』や『パシフィック・リム』くらい良いってこと。




Nicki Minaj「The Pink Print」
丁寧に作っていることが分かるサードアルバム。「Starshipsm」みたいな曲は収録されていないけど、今のニッキーは「Anaconda」みたいな曲でも売れてしまうわけで、このくらいの塩梅にしたのは正解なんだと思う。

Nicki Minaj - Only ft. Drake, Lil Wayne, Chris Brown


てっきりサウスの若手トラックメイカー作かと思ったら、ドクター・ルーク作だった。器用な人である。


『Knight of Cups』予告編
テレンス・マリック新作。今回はLAが舞台のハードボイルド物?と思わせて明後日の方向に物語が転がっていきそうな予感。ナタ子が”マリック走り”してる!

”マリック走り”とは、女子が髪とスカートをなびかせつつ、ちらちらと後ろを見ながら微笑みを浮かべて向こうに走っていくこと。マリック作品のヒロインの証である。(俺調べ) 証拠:前作『トゥ・ザ・ワンダー』より。



Wu-Tang Clan「A Better Tomorrow」
7年ぶり。前作より良いんじゃないでしょうか。並み居るラッパーたちの中でも輝きの度合いが違うメソッドマンはもうちょいソロで頑張ってほしいと思うけど。

Wu-Tang Clan - Ruckus in B Minor



She & Him - Stay AwhileのMV
ニューアルバムからのリード曲。地味に凝っている。

今週のTOP10


ピクサーの新作『インサイド・ヘッド』のフランス版ポスター 
日本版とオシャレ度が違いすぎる……。


「While We're Young」予告編
フランシス・ハ」のノア・バームバック最新作。ブルックリンのヒップスター・カップルとひょんなことから交流することになった中年コンサバ夫婦ベン・スティラーとナオミ・ワッツを描く。 心に沁みるぜ ……。 スティラーの友達を演じているのはビースティーズのアドロック!(22秒頃に登場)そういえば彼もブルックリン出身だった。



「Shadyxv」 
エミネムのレーベルのオムニバス盤なんだけど、13曲中10曲でラップしているし、半数の曲のプロデュースも手掛けているので事実上のニューアルバム。娘が大学に進学する歳になっても父ちゃんのラップ熱は治らないのだった。


『プリティ・ワン たったひとつの恋とウソ。』
日本のドラマに応用できそうなゾー・カザンのアイドル映画。相手役は、『NEW GIRL』でズーイー・デシャネルと共演中のジェイク・ジョンソン。サブカル女子の相手役としては現役ナンバーワンかもしれない。


Rick Ross「Hood Billionaire」
今年2作目。クオリティは相変わらず高いけど、やはりティンバランドが手がけたナンバーが飛び抜けてる。

Rick Ross - Movin' Bass ft. JAY Z


『闘魂先生Mr.ネバーギブアップ 』
ケヴィン・ジェームズ主演作。UFCを舞台にした格闘コメディなのだけど、裏には『glee/グリー』などで描かれている「公立学校での芸術科目削減」というシリアスな問題が横たわっているドラマ。日本もこうならないことを祈る。


『我が家のおバカで愛しいアニキ』
ポール・ラッドの人柄の良さだけで押しまくるファミリー・ドラマ。この人が来年アントマンになるかと思うと何だか感慨深い。


『ジャッジ 裁かれる判事』
ロバート・ダウニー・Jr.と奥さんが製作映した画なので、スターク社長の魅力炸裂なんだけど、それ以上にロバート・デュヴァルの見せ場が多い。キルゴア中佐、晩年に良い出演作に出会えて良かったっすね。




J Cole 「January 28th」
ニューアルバム収録曲のイントロに聞き覚えがあると思ったら、ハイファイセットの「スカイレストラン」だった。作曲者クレジットに荒井由実と村井邦彦の名も明記!

 


『ビッグ・アイズ』のクリステン・リッター
ティム・バートンのファンは色々言うと思うけど、近年の彼を振り返ってみると、今作での普通のドラマ演出への転向はいずれ必要だったと思う。それが遂にきたってこと。『MADMEN』が好きな人には超オススメ。 それとこの映画で注目なのは、主人公の友人を演じているクリステン・リッター。黒ずくめのファッション、髪型、言動すべてが主演ドラマ『23号室の小悪魔』そのまんま!マティーニグラスを持つシーンまで出てくる。バートン、あのドラマ好きだったのかな。

今週のTOP5


『フォックスキャッチャー』
試写で鑑賞。スティーブ・カレル、チャニング・テイタム、マーク・ラファロというジャド・アパトー関係者3人が集まってるのに、ギャグはゼロ。重く緊迫感ある芝居で最後まで魅せてくれます。ちなみに『フォックスキャッチャー』、俺の中の淀川先生が「2014年最高の映画なのね」と言ってます。



『あまりにも単純化しすぎた彼女の美』
ジェイZが製作、フライング・ロータスが音楽を手がけた文化系アフリカン・アメリカンの内省&悶々作が、「TAMA映画祭」で貴重な上映。今のブルックリンのムードがよく分かる作品なので今後の日本上映未定というのが何とも惜しい。



T.N.Swing Jazz
岩本町のライブハウスに訳あって行ってきたんですが凄かった。sax5,tb4,tp4 p,b,dsの16名編成のバンドが、ウディ・ハーマンとかトミー・ドーシーの楽曲を原典に忠実な編曲で毎晩演奏している。


『バッドガイ 反抗期の中年男』
ジェイソン ・ベイトマン初監督作。いつもよりちょっとワルな役をやっているところに「単なるイイ人」で終わりたくないとの本人の強い意思を感じる。キャスリン・ハーンとアリソン・ジャネイという女優陣の実力重視のチョイスが渋い。


『Star Wars: The Force Awakens』予告編
公開まであと1年か ……。

11月の営業報告


「ENGLISH JOURNAL (イングリッシュジャーナル) 2014年 12月号」 に「シネ曼荼羅〜ベイビー」が掲載。今回取り上げたのは『ゴーン・ガール』。

『ゴーン・ガール』予告編


「長谷川町蔵のサウンド・トラック野郎」 が更新。今回は宇宙映画特集。


表紙効果でいつもより売れそうな「映画秘宝 2015年01月号」ではサントラ・コラムのほかにアイス・キューブ&ケヴィン・ハート共演作『ライド・アロング』を紹介しています。

『ライド・アロング』予告編



「ミュージックマガジン 2014年 12月号」では特集「2010年代前半の洋楽大総括!」とクロス・レヴューに参加するとともにテイラー・スウィフトの新譜を紹介しています。

Janelle Monáe - Tightrope [feat. Big Boi]


以上、よろしくお願いします。

今週のTOP10

花園神社
酉の市は、今年もここに行ってきました。
Machizo Hasegawaさん(@machizo3000_tokyo)が投稿した写真 -

『きっと、星のせいじゃない。』 
内覧試写で鑑賞。題材が十代の難病&恋愛モノにもかかわらず映画自体はとても真っ当に作られている。でも大人があれこれ評する以前に、ティーンの観客が劇場に詰めかけてメガヒットしてしかるべき作品ですよ、これは。



Big K.R.I.T. 「Cadillactica」
泥臭くも暖かいラップ。郷愁の808。南部産ヒップホップならではの魅力を実感する充実作。

Big K.R.I.T. - Pay Attention (Explicit) ft. Rico Love


『ニューヨーク・レビュー・オブ・ブックス 50年の挑戦』
マーティン・スコセッシ監督のドキュメンタリー。素晴らしかった。スゲえと思うのはWOWOWがHBOとBBCを巻き込んで制作していること。「日本人エラい」と真に言うべきは、こうした行為に対してだ。


ソランジュの結婚式 
ウェディングドレスのソランジュとビヨ姉含むブライズメイズたち。オシャレすぎるぜ‼︎ 姉ちゃんがポップスターのダサい部分を全部引き受けてくれるがこそ、洗練されたセンスを発揮出来るのだろう。
A photo posted by Beyoncé (@beyonce) on

「the waiting game」
アナ・ケンドリック主演のケイト・スペードのホリデイ・シーズンCM。彼女の特徴である早口と背の低さを上手く活かしている。

 


「TimeOut NewYork」11月20日号の表紙 
ドランク・アンクル‼︎


『はじまりのうた』

 試写で『ONCE』のジョン・カーニー監督最新作。もしこれが『ONCE』同様に舞台がダブリンで音楽がトラッドだったら甘口すぎただろうストーリーの問題点を、NYの景色と元ニュー・ラディカルズの人の音楽が全部カバーしてる。キーラ・ナイトレイがスター女優の割には、貧乏なシンガーソングライター女子役がハマっていたのは、年間500万円で暮らしているからかもしれない。

 


『インターステラー』
 劇場で観てきた。これ、カール・セーガンの理論をキップ・ソーンのそれに置き換えた、テン年代の『コンタクト』じゃん!だからこそのマコノヒー起用。ムー・テイストも満載で気に入りました。

『コンタクト』予告編


Mark Ronson - Uptown Funk ft. Bruno Mars
ブギーでディスコでちょいミネアポリスなイイ曲。それにしてもマーク・ロンソンの影うすっ!!

今週のTOP10


キャンティ飯倉片町本店
遂に昭和の東京の聖地に足を踏み入れてきた。直球勝負且つクラシカルな味付けの料理に舌鼓を打ちながら、ヨーロッパが憧れだった時代に思いを馳せる。それにしても店内のコンパクトさに驚き。これなら違うテーブルの客同士の交流が生まれてもおかしくない。


T.I. 「Paperwork」
「Blurred Lines」で共演したファレルに製作総指揮を委ねた新作。ファレル本人は4曲しか手がけてないんだけど、おそらくビート選びに関与したものと思われる。その効果は大で、ほうっておくとシリアスな方向にいきがちな主役をリラックスさせることで生来の”華”を引き出している。

T.I. - No Mediocre ft. Iggy Azalea
舎妹のイギー・アザリアを引き連れてブラジル・ロケを敢行!プロデュースはDJマスタード。


『ライド・アロング~相棒見習い~』
アイス・キューブとケヴィン・ハートの共演による刑事コメディ。久々にプロットとギャグがよくまとまったキューブ映画で、楽しめた。一番笑ったギャグはキューブが意味なく「今日はいい日だった(It Was A Good Day)」と20年前の自分のヒット曲のタイトルをセリフにぶっこんでくるところ。



Run The Jewels「Run the Jewels 2」
EL-Pとキラー・マイクのユニットの新作が、ナズが立ち上げたレーベルからリリース。”ネオ・ブーン・バップ”という何だか加齢臭漂う謳い文句はナニかなとは思うけど、この熱気とキレには素直にノレる。

Run The Jewels ft. Zack De La Rocha - Close Your Eyes And Count To Fuck

時代錯誤だけど文句あるか、ロック・オン!


『ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金』
ようやく観れた。簡単に言えば、マイケル・ベイがマッチョ・アクションの先輩である故トニー・スコットがたまに撮っていた、ヒップなノリの映画に挑戦した作品。でも演出がトゥーマッチすぎて、アホすぎる主人公たちを茶化しているのか本気でカッコイイと思っているのか良く分からない怪作に。でも”アメリカの病理”を描いた傑作だと思う。



Elijah Blake - Come Away
デフジャムの新人R&Bシンガーの浮遊感がタマらんナンバー。ネタはATCQ「Find A Way」……というかテイトウワ「Technova」。



ユーロライブ
渋谷に11月5日にオープン。オープニング・イベントにわたしも出演させていただきましたが、映画館という場をライブ会場的な形にすることで保っていこうとする志は素晴らしいと思います!


「The Kids」
10/25の『SNL』で放映されなかったにも係わらず、ネットで大絶賛されたマイク・オブライエン主演のデジタルショート、ここから見れます!


Partynextdoor「Partynextdoor Two」
ドレイクと親交が深いラッパー/シンガー/トラックメイカーがメジャーデビュー。しかしドレイクにウィーケンド、そして彼を生んだトロントって病んでるよなあ。東京からもこういう人たちは出てしかるべきなんだが。

PARTYNEXTDOOR - Recognize ft. Drake


シカゴ高層ビル綱渡り
11月3日の朝、ディスカバリーチャンネルでドキドキしながら見守りました。

10月の営業報告


「ENGLISH JOURNAL (イングリッシュジャーナル) 2014年 11月号」 に「シネ曼荼羅〜ベイビー」が掲載。今回取り上げたのは『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜』。

Dream Academy - "The Love Parade"

『アバウト・タイム』の音楽担当はニック・レアード・クローズ。編曲にはケイト・セント・ジョンも参加している。つまりドリーム・アカデミーがプチ再結成しているということだ!


「CDジャーナル2014年 11月号」に「アメリカ学園天国」が掲載。今回取り上げたのは『ヴァンパイア・アカデミー』。主演はリー・トンプソンの娘ゾーイ・ドイッチです!



「映画秘宝 2014年 12月号」ではサントラ・コラムのほかリチャード・リンクレイター特集に参加しています。

Rupert Holmes - Escape (The Piña Colada Song)


サントラ・コラムでも取り上げた『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』サントラで一躍注目を浴びた(?)ルパート・ホームズの代表曲。冒頭にビレッジ・ピープルとの絡みが!


「ミュージックマガジン 2014年 11月号」ではプリンスの2枚の新作紹介とフライング・ロータスの新作評を担当しています。

Flying Lotus - Never Catch Me ft. Kendrick Lamar

以上、よろしくお願いします。

今週のTOP10


ツバメ×ベルばらノート 
六本木ヒルズで開催していた「わたしのマーガレット展」のスーべニール。これで大河ロマン小説の構想でも練ろうかな……。


『TRUE DETECTIVE/二人の刑事』
スター・チャンネルで遂に日本放映開始!ディープサウスの狂気!キャリー ・ジョージ・フクナガによる映像美! マコノヒー!とノートを鷲掴みにされる要素がいっぱいだ。



『I’m Just Like You Sly’s Stone Flower 1969-70』
スライ・ストーンが『Stand!』成功の勢いを借りてセプター傘下に立ち上げたStone Flowerレコードのコンピ。ここでひそかに試した音楽的実験が『暴動』に繋がってることが分かった。クスリでぶっ飛んでいただけではなかったのだ。

6IX - I'm Just Like You (a Sly Stone production)


『GIRLS/ガールズ』
祝、日本放映。字幕のお陰でようやく台詞の妙をちゃんと理解できる。ちなみに吹き替え版ではレナ・ダナムがアグリー・ベティの声で喋っています。



『フューリー』 
試写で鑑賞。何とブラピではなく、ビリング3番目のローガン・ラーマンが事実上の主人公。そのせいで『ウォールフラワー』ミーツ『トレーニング・デイ』(監督のデヴィッド・エアーは同作の脚本家)といった趣の作品だった。なお映画に登場する独軍のティガー(タイガー)戦車はホンモノ。実際に動かして撮ったのは映画史上初らしい。それだけでタミヤ世代は必見かも。



『サウンド ・オブ・ミュージック』
NBCで昨年生放送でオンエアされて話題騒然だったミュージカルが日本放映。アメリカではさんざんバカにされてたけど、マリア役のキャリー ・アンダーウッドも思ったほど悪くはなかった。ブロードウェイ版を下敷きにしているため、映画版との差異も楽しめた。

同じNBCの「SNL」で早速パロディーにされる『SOM』。


「東京オリンピックと新幹線」@江戸東京博物館
今年で50周年を迎える東京オリンピックに想いを馳せようと出かけたのに、完全に新幹線メインの展示だった。鉄オタ狂気のグッズがバンバン展示。これはこれで楽しかった。


『ゴーン・ガール』
完成披露試写で鑑賞。原作者が脚本も書いてるので原作に忠実な仕上がり。ニール・パトリック・ハリスが予想通りハマってた。



「オルセー美術館展 印象派の誕生」@国立新美術館
最後までメインストリームで認められる夢を捨て切れなかったマネ先生に涙 ……。


イライジャ・ウッド
ファンからのリクエストに応えてこんな2ショットを撮らせてくれるイライジャは神。わたしもフロド様をおぶりたい……。

今週のTOP5


『Sin City: A Dame to Kill For』 
試写で鑑賞。9年ぶりの続編だけど、前作が好きなら間違いない出来だと思う。特にジョシュ・ブローリンのパートがイイ。



Childish Gambino - Telegraph Ave 
昨年のアルバム収録曲。ジェネイ・アイコが単なる女優として出演。単なるカップルのカウアイ島(?)観光旅行記と思いきや、終盤でまさかのSFホラー仕立てに。



『NYボンビー・ガール』
セカンド・シーズンが日本でもスタート。最近は革新的なテレビ番組が多くて、この番組なんて”保守的”とすら認識されていると思うんだけど、なかなかどうしてエッジーなことを(本国では)ゴールデンタイムでやっていると思う。主演のふたりの私生活での仲の良さも伝わってくる。


クリステン・ベル「メアリー・ポピンズの仕事放棄」
今ではすっかり『アナと雪の女王』のアナの声優として認識されているクリステン・ベルが、メアリー・ポピンズに扮して「最低賃金3ドルアップの唄」を歌う!当たり前だが彼女はリベラル。 「Funny Or Die」より。




田中康夫「33年後のなんとなく、クリスタル」最終回 
今号の「文藝」に掲載。凄かった!行きつけの美容院で流れるAOR専門ネットラジオ局の的確な選曲に唸りながら、AOR復興による311以降の日本の民主主義再生を幻視する康夫!登場アーティストはマーク=アーモンド、ルパート・ホームズ他。 ジョン・レノンでもボブ・マーリーでもソウルフラワーユニオンでもなく、AORを「民衆のうた」と定義する康夫は素晴らしすぎる。単行本が出たら買います。 それにしても田中康夫は、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』で使われたことによって、ルパート・ホームズ「Escape (The Piña Colada Song)」 が今キテることを知っているのだろうか?冒頭にヴィレッジ・ピープルとの寸劇が!

9月の営業報告


『アルテス』電子版9月号に長谷川町蔵 + 大和田俊之「文化系のためのヒップホップ通信」が掲載。前回に引き続き、feat. 柳樂光隆さん。ジャズとヒップホップの現在について色々喋っています。

BADBADNOTGOOD x Tyler, The Creator - Seven


ムック「映画秘宝EX 映画の必修科目10 仰天カルト・ムービー100 PART2」に参加しています。ちなみに私が書いたのは『欲望』『ウォリアーズ』『ワイルド・アット・ハート』。

『ウォリアーズ』の悪役ルーサーの名セリフ「ウォリアーズ、あそぼうぜ〜」

Craig Mack feat. Notorious B.I.G., Rampage,LL Cool J & Busta Rhymes - Flava In Ya Ear (Remix)

「ウォリアーズ、あそぼうぜ〜」へのオマージュが冒頭で行なわれたナンバー。ラストに出てくるバスタが凄い。


「映画秘宝 2014年 11月号」ではサントラコラムのほか、ファスベンダーの被り物映画『FRANK-フランク-』の紹介もしています。


Music Unlimitedで「長谷川町蔵のサウンド・トラック野郎 -第10回-<フランスの映画作曲家たち>」が更新されています。



「ぴあ Movie Special 2014 Autumn」 で『荒野はつらいよ アリゾナより愛をこめて』を紹介しています。


「キネマ旬報 2014年10月上旬号」ではロビン・ウィリアムズの追悼文を書いています。


「MUSIC MAGAZINE (ミュージックマガジン) 2014年 10月号」 でレニー・クラヴィッツの新譜評を書いています。

Lenny Kravitz - The Chamber

以上、よろしくお願いします。

今週のTOP10


逗子「手打蕎麦おかむら」のカキアゲ
逗子にある名店に連れていってもらう。ソバも最高なんですがソバ抜きのカキアゲがとにかくヤバい!


『MAD MEN マッドメン シーズン5』
AXNでようやく始まった。早くアレクシス・ブリーデルと「Tomorrow Never Knows」でトリップするロジャーが見たい!



『Birdman』予告編 
アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥの新作はコメディ。90年代にスーパーヒーロー映画『バードマン』の主演俳優だったオッサンが再び立ち上がる!主演は元祖バットマンのマイケル・キートン!エドワード・ノートン、エマ・ストーンなど脇も豪華。



フライング・ロータス『You're Dead!』
ジャズかどうかは関係なしに、音楽として良いです!

Flying Lotus - Never Catch Me ft. Kendrick Lamar

ピート・デヴィッドソン
二十歳で『SNL』のレギュラーになった新星ピート・デヴィッドソン。誰かに似てるなあと思って、考えてみたんだけど、『プリティ・イン・ピンク』の頃のジョン・クライヤーじゃん!



ピンク・フロイドのニュー・アルバムの邦題が漢字だった件 
年内発売の『Endless River』の邦題が『永遠(TOWA)』
に決定。『狂気』以来の伝統が保たれた! 日本の担当者を褒めてあげたい。


トニー・ベネット&レディ・ガガ『Cheek to Cheek』
ベネット翁のポリシーか、今どきのアルバムにしてはヴォーカルトラックをあまり編集してないのが印象的。そんな中でガガは時折声が枯れたりピッチを外したりしているものの健闘している。多分ガガほどスキルがなかったらもっと悲惨なことになっているはずで、デュエット企画が多い翁がガガを唯一のパートナーに選んだ理由はそこにあるんだと思う。曲は20世紀を代表するスタンダードばかりなので問題なし。

Tony Bennett & Lady Gaga - Anything Goes



『Inherent Vice(LAヴァイス)』予告編
トマス・ピンチョン原作、ポール・トーマス・アンダーソン監督の期待作。相変わらず最高なホアキン、そして久々に本気出してるオーウェン・ウィルソン。傑作の予感!




プリンス&サードアイガール『プレクトラムエレクトラム』
ワーナーと電撃的和解を成し遂げた殿下がアルバムを同時リリース。どちらも必聴だけど、個人的にはこっちの方が好み。

Prince & 3RDEYEGIRL -‘ FUNKNROLL’



下北沢「洋食フライパン」のビーフカツサンド
牛肉は正義!

今週のTOP5



『嗤う分身』
『サブマリン』のリチャード・アイオディ(アヨエイドじゃなくなった)監督作を試写で鑑賞。ドストフスキーを不条理ギャグ仕立てにしたことで強烈に英国臭い映画になったけど、この撮影を機に付き合い始めた米豪出身の主演の二人が人なつっこさを与えている。


ちなみに『嗤う分身』のエンディング・テーマは韓国産アシッドフォークの傑作(と言われてるらしい)キム・ジョン・ミの73年曲「Haenim(The SUN)」


Jennifer Lopez - Booty ft. Iggy Azalea 
スゴいものを観てしまった。平成2年生まれと尻を競い合う昭和44年生まれ!



『猿の惑星 新世紀』
劇場で鑑賞。夏にサンフランシスコに行ったばかりなのでとても楽しめた。シーザーさんのカリスマ性がますますアップしていたけど(日本の首相になって欲しい)、馬上から両手でマシンガンを撃ちまくる武闘派チンパンのコバさんにもシビレました。
ちなみにシーザーの奥さん猿を演じたジュディ・グリアは素顔はこんな人。

「あなたが何の映画で私のことを知ってくれたか私は知らない〜ある助演女優の告白」という自虐エッセイ集も評判の才女です。


Chris Brown feat. Trey Songz - Songs On 12 Play
若手2名が大先輩Rケリーを讃えるナンバーを熱唱。でもケリー師匠のヒット曲名をいちいち歌詞に織り込む趣向がまるでキャンディーズ「微笑みがえし」だ!


参考資料


ダンデライオン・チョコレートの100%カカオ・チョコ
 サンフランシスコで買った、ミルクはもちろん、砂糖も一切入っていない究極のチョコを食す。苦いを通り越して酸っぱい。今までカカオ成分がなるべく高い苦いチョコを追い求めてきたけど、100%はやりすぎであることを発見。でも美味かった!

今週のTOP5


『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』 
初日に劇場で鑑賞。これって、ジェダイ関係者が出て来ない『スターウォーズ』旧三部作っすね。そう、この軽妙さが新三部作には欠けてたんだよ!
『ギルモア・ガールズ』のカークでおなじみショーン・ガンが出てるなと思ったら、監督のジェームズ・ガンの弟なんすね。知らなかった!しかもアライグマのモーション・キャプチャーまでやっている。彼こそがあの映画の隠れた主役である。 

ちなみにとても下品なオムニバスコメディ『ムービー43』には『ガーディアンズ』の監督ジェームズ・ガンと主演のクリス・プラットが参加してる。前者は飼い主とのセックスを夢見るゲイの犬の話を監督、後者はスカトロ好きの妻の為に良質なウンコをしようと頑張る男を演じている。なおそのエピソードでプラットのスカトロ好きの妻を演じていたのは、彼のリアル嫁のアンナ・ファリス。何て素晴らしいカップルなんだろう。



Jhené Aiko「Souled Out 」 
1/4日系という血筋のため声量に恵まれず、ティーン時代にデビューに漕ぎ着けなかった26才女子が、チルウェイヴの波に乗ってノーIDの庇護のもとアルバム・デビュー。アンビエントなサウンドに低温低湿度ヴォーカルを絡ませる手法は、アジア系がR&Bに取り組む時のある種の指針になりそう。娘のナミコ(日系であることへの妙な拘りが気になる!)もゲスト参加。

Jhené Aiko - The Pressure


『ショート・ターム』 
試写で鑑賞。未成年のシェルターという、いくらでもあざとく出来る題材を抑制したタッチで描いてることに好感。主人公ブリー・ラーソンの同僚兼彼氏役のジョン・ギャラガーJr. をブロードウェイの『春のめざめ』で見たのは密かな自慢。



『ピーター・ブルックの世界一受けたいお稽古』 
演劇関係者に囲まれながら試写で鑑賞。オレンジ色のシャツを着た爺さんがモノトーンの服を着た俳優達に延々ダメ出しし続ける90分。しかし物書きにとっても参考になる教えが満載。流石レジェンドである。



Jeezy「Seen It All」 
芸名からヤングが取れたのも相まって大物感が増した5作目。目新しいことは何もやってないけど、前半ゲスト無しという構成に己への自信を感じる。で、それが音楽面にも反映されている。

Jeezy - Me OK

今週のTOP5


『6才のボクが、大人になるまで。』 
リチャード・リンクレイターの新作を試写で鑑賞。12年間の話をシームレスに展開するのがこの人らしい。パトリシア・アークエット、本作を撮影開始したのは『ヒューマン・ネイチュア』直後だよ!思わず気が遠くなった。


ちなみにイーサン・ホークのバンド仲間として出演している美中年は、あの「チャリ坊」ことチャーリー・セクストン。そういえば奴もテキサス出身!

チャリ坊時代
 

現在



 Flying Lotus ft. Kendrick Lamar - Never Catch Me 
懐かしのムンベ風だけどラマーはいつも通りキレッキレッ。

 


リンカーンのCM
『ドライブ』『オンリー・ゴッド』のニコラス・ウィンディング・レフンが監督、マシュー・マコノヒーが主演したCMシリーズが米国でスタート。もはや車ではなくマコノヒーのCMに見える!

 


ミーガン・トレイナー「All About That Bass」
いきなりこういう曲がヒットするアメリカにはまだ希望がある。
 


こちらは『トゥナイトショー』のジミー・ファロンとザ・ルーツによる「教室の楽器でヒット曲を演奏しよう」シリーズのバージョン。


恵比寿ガーデンシネマ復活のニュース
K-POP劇場より動員が見込めるってこと?とりあえず復活おめでとう!

今週のTOP5


Wiz Khalifa「Blacc Hollywood」 
進歩はないけど度量のデカさはますますアップ!気持ちよく聴き通せます。


ワンカメ&ノーカットで撮ったワザアリPV。


エミー賞授賞式
 AXNのオンエア版は同時通訳の声ばかりオン気味で、他の音がめっちゃ小さく、中継モノの中ではワーストの出来……。とはいえセス・マイヤーズと『ポートランディア』組の絡みとか、アル・ヤンコビックと共演するアンディ・サンバーグとか、賞をもらってないのに受賞したフリで延々ボケをかますジミー・ファロンなど元『SNL』組の健闘が光った。



Charli XCX - Break The Rules
テン年代を代表するティーン・アンセム。『ハードキャンディ』(主演女優のローズ・マッゴーワンがゲスト出演!)をはじめ、『キャリー』『クルーレス』といった学園映画オマージュに溢れたPVも憎い。

 


『ジャージー・ボーイズ』 
試写で鑑賞。「ブロードウェイ・ミュージカルの映画化作品に見せない」ことに注力したイーストウッドの職人仕事ぶりはなかなか良い。でもフォーシーズンズを知らないと意味ない話なので「映画だけ好きな人」は注意した方がいいかな。俳優陣の中では、唯一舞台キャストではないヴィンセント・ピアッツァが好演。『ボードウォーク・エンパイア』でラッキー・ルチアーノを演じている彼がいることによって、20年代と50年代のニュージャージーが繋がっているのだ。





新しいパジャマ 
銀河を駆ける夢を見れそうだ。

8月の営業報告


アイドル映画特集の「キネマ旬報 2014年8月下旬号」ですが、私は『クイーン・オブ・ベルサイユ』について書いています。


「ENGLISH JOURNAL 2014年9月号」の連載「シネ曼荼羅〜ベイビー」でも『クイーン・オブ・ベルサイユ』を取り上げていますが、書いている内容は全く違いますのでこちらも是非〜。

『クィーン・オブ・ベルサイユ 大富豪の華麗なる転落』予告編


「クイック・ジャパン115号」で『エスケープ・フロム・トゥモロー』を紹介しています。


「映画秘宝 2014年 10月号」ではサントラコラムのほか「ヒップホップ映画」選とまさかのリメイク版『エンドレス・ラブ』評を担当してます。


「CDJournal2014年 9月号」に「アメリカ学園天国」が掲載。こちらでもリメイク版『エンドレス・ラブ』を取り上げてます。怖いものみたさの人にはオススメの作品です!

リメイク版

オリジナル版


初登場の「SPUR (シュプール) 2014年 10月号」では 映画コーナーで『イヴ・サンローラン』を紹介しています。


FUTABA+京都マルイ店さんが、私のブログの紙版「長谷川町蔵の文章 2009〜2010」の取り扱いを開始しました。関西方面ご在住の方、よろしくお願いします!


「ミュージックマガジン 2014年 09月号」では、それぞれ大評判のドクター・ジョンの新譜評と「ナイトフライ 録音芸術の作法と鑑賞法」の書評を書いています。

Greg Phillinganes - Lazy Nina
『ナイトフライ』セッションのボツ曲をセッション・キーボーディストが自分で録音。スム〜ズ!


Sony Selectのコラムが更新されています。こちらは今回で最終回になります。


以上、よろしくお願い致します。

今週のTOP5


HAIM 「My Song 5 ft. A$AP Ferg」のプロモビデオ
エイサップ・ロッキー、ビッグ・ショーン、ケシャ、ヴァンパイア・ウィークエンドのエズラといった豪華なメンツが次々と顔を出す中、SNLのヴァネッサ・ベイヤーが一番目立っているのが嬉しい!



『荒野はつらいよ ~アリゾナより愛をこめて~』
試写で『Ted』のセス・マクファーレン新作。米国民がファンタジーを抱く西部開拓時代に泥水を浴びせる「ホントは怖い開拓時代」コメディ。日本も「ホントは怖い江戸時代」コメディを作るといいよ。



ドクター・ジョン「スプリット・オブ・サッチモ」
前作も傑作だったけど今作もグッド。オッサン調子いいなあ。
サッチモの自宅のピアノを弾くドクター。



「情熱大陸 嵐を追う写真家“ストームチェイサー”青木豊。 荒ぶる空に魅せられた男が、アメリカの竜巻に挑む。」
この番組では久々の大ヒットだったと思う。こういう人の存在をもっと教えて!


Souls Of Mischief「There Is Only Now Import」
全曲のプロデュースも手がけるエイドリアン・ヤングのレーベルからリリースされた新作は、元ATCQのアリをラジオDJに見立てて送るコンセプト・アルバム。90年代懐古路線ではあるのだけどスヌープやバスタら現役スターの客演もあるなど華やか。一時期より西海岸地下シーンとメジャーの交流が進んでいる気がする。

Souls of Mischief - There Is Only Now feat Snoop Dogg

今週のTOP10


Marsha Ambrosius feat. Dr. Dre - Stronger
新作『Friends & Lovers』からのリード曲なんだけど、これがジェルー・ザ・ダメジャ「Come Clean」のオケに乗ってシャーデー「Love Is Stronger Than Pride」をカバー、しかも現アップル社員ドクター・ドレーがラップで参加するという合体ロボのようなナンバー。それにしても自分ではリリックを書かないドレーのリリックは誰が書いているのだろう?フロウから推測するにケンドリック・ラマー?



Sade - Love Is Stronger Than Pride (Mad Professor's Lovers-Rock ReMix)
この曲はこのリミックスもいいんだよね〜。夏に聴くと最高。


『私はリズム&ブルースを創った ―― 〈ソウルのゴッドファーザー〉自伝』
アトランティックの副社長で、アレサのプロデュース、スタックスやマッスルショールズ勢との共同作業で知られるジェリー・ウェクスラーの自伝本。社長であるアーメット・アーティガンの評伝本と対で読むと色んなことが見えてくる。あとはもう一人の副社長で、MJQやコルトレーン、オーネット・コールマンをプロデュースしたネスヒ・アーティガン(アーメットの兄)の評伝本が出たら完璧なんだけど。

George Michael - Careless Whisper(Jerry Wexler Version )


自伝でも触れられているマッスルショールズで録音された幻のバージョン。今となってはこちらの方が普遍性が高いアレンジだと思うけど、あの時代としてはちょっと地味。なのでジョージ・マイケルの判断は正しい。


モリッシー「World Peace Is None Of Your Business 」
音楽以上にタイトルのセンスが素晴らしい。


小沢征爾のレペゼン・ボストンぶり。
NHKで目撃して驚く。ソックスはもちろん赤!


New Edition - Can You Stand The Rain


奴らもボストン出身だぜい。ボビー・ブラウン在籍時よりも最近この時期の曲がキテる気がする。


リアム・ヘイズ「Korp Sole Roller」
ロマン・コッポラ監督作『チャールズ・スワン三世の頭ン中』でも音楽を担当していた彼の新作。まるで70年代にひっそりと発売された幻のアルバムにようなサウンド。

Liam Hayes - Rock and Roll


ジルベルト・ジル『Gilbertos Samba Voce E Eu』 
ジョアン・ジルベルトへのトリビュートを、自分の息子と義理の甥(にしてカエターノの長男、ややこしい!)にプロデュースさせたブラジル音楽史を俯瞰したようなアルバム。ワールドカップの余熱のBGMに最適。



エミリー・ブラウニングが歌う『God Help the Girl』主題歌


ベル&セバスチャンのスチュワート・マードック監督&脚本のネオアコ・ミュージカル映画の主題歌。60年代イエイエ風であると同時に90年代渋谷風味でもある不思議さ。


冨田 恵一『ナイトフライ 録音芸術の作法と鑑賞法 』
「サンレコ」と「ADLIB」が普通の本屋で売っている日本だからこそ生まれた怪著。

Greg Phillinganes - Lazy Nina

『ナイトフライ』期のボツ曲を、セッションに参加していたフィルゲインズが再利用。スム〜ズ!

セイント・ヴィンセント「St. Vincent」
デヴィッド・バーンとの共演盤の成果がフィードバックされてとても良い感じに。音がえらくゴージャスだなと思ったら24トラックアナログ録音だってさ。

St. Vincent - Digital Witness

キース・ジャレット&チャーリー・ヘイデン『Last Dance』
チャーリー・ヘイデンさんのご冥福をお祈りします。

Keith Jarrett & Charlie Haden - "Last Dance" Album Sampler