今週のTOP5

和田倉噴水公園


夏はやっぱり噴水ですよ!


  Common 「Nobody's Smiling」 
初期の相棒ノーIDと全面タッグを組んだ新作。でも90年代懐古趣味はあまりなくテン年代に対応するべくアップデートされたコンシャス・ラップを展開している。ノーID、今やデフジャムの副社長だからな。いくらでも大物ゲストを呼べるのにビッグ・ショーンやジャネイ・アイコといった若手のレーベルメイトに止めたバランス感覚も良し。

Common - Diamonds ft. Big Sean



『365日のシンプルライフ』
アイディア自体はエア・ミニマリストの自分的にはたまらなく魅力的だけど、個人的にはもう少し葛藤や笑いがあっても良かったかなあ。最初からわりとシンプル・ライフに馴染んでしまうのだ。まあ、米国人じゃなくてそもそも比較的シンプル・ライフを送っている北欧人だからな。ファイブ・コーナー・クインテットのサックス奏者による北欧ジャズなサントラがカッコいい!




『孫のナマエ』
森鴎外が長女の茉莉が生んだ子に「爵」と名付けて嫁ぎ先の山田家が大騒ぎになるというドラマ。森茉莉の最初の夫、山田珠樹というと、B&Bの洋八が恋人の父に芸人だからという理由で結婚を許してもらえないという当時のゴシップニュースに触れつつ、「東大卒で申し分ない経歴の人間でも酷い奴がいる。最初の夫だ。私ならあの人より洋八を選ぶ」と茉莉が書いた「ドッキリチャンネル」の回をどうしても思い出してしまう。そんな茉莉のディスり芸に慣れた者にとって、珠樹視点のドラマ構築は妙に新鮮だった。


『ゴジラ』
放射脳かと思ったけど真相を探り当てていた「ブレイキング・バッド」のウォルター、スーパーマッチョになっちゃったキック・アス、相変わらず使えないデヴィッド・ストラザーンらを差し置いて、ゴジラ愛炸裂の謙さんが目立っていたのが嬉しかった。冒頭の日本のシーンも往年の東宝SFっぽくて泣けました。
ちなみに元キック・アス、アーロン・テイラー・ジョンソンの肉体改造は専門誌も注目するほど。

今週のTOP5

日本SF展(世田谷文学館)

日本SF第一世代の偉業を紹介した回顧&懐古展。星新一、小松左京、手塚治虫、筒井康隆、真鍋博、大伴昌司の誰かひとりにでも興味があったらマストな展示会だと思う。


『G.B.F.』

『ハードキャンディー』の監督が久々に撮った学園映画を東京国際レズビアン&ゲイ映画祭で鑑賞。カミングアウトしたゲイの高校生が、学園女王たちの争奪戦の対象になってしまうコメディで、細かいところまで良く出来た快作だった。
若干低予算なところは俳優陣でカバー。学園女王のひとりが『HEROES』のアマンダ、敵役の狂信的なモルモン女子高生が『ハリポ』のルーナ、ゲイを支援すると称して無理矢理カミングアウトさせる文化系を『愛しのアクアマリン』のジョジョが演じていたりと脇役陣も充実していた。 『ハードキャンディー』のレベッカ・ゲイハートが主人公の継母で、『GO!GO!チアーズ』のナターシャ・リオン(祝エミー賞ノミネート)が先生役で登場するところに歳月の流れを感じた。どちらも15年前の映画なんだよね〜。
東京国際レズビアン&ゲイ映画祭は、その『GO!GO!チアーズ』のジェイミー・バビット監督作『ちっちゃなパイパイ大作戦』を観に行って以来7年ぶりだったんだけど、今回はギャグへの観客の反応が米国で観てるかと思うほど良くて素晴らしかった。


 


測量野帳 限定カラー版

コクヨが世界に誇る測量野帳。オリジナル版やファミマの無印ブラックも愛用しているけど、調子に乗ってブルーと黄色の限定カラー版を買う。色合いが超ウェス・アンダーソンっぽい!


『黄金のメロディ~マッスル・ショールズ~』
レイトショーでを鑑賞。純朴な南部白人のオッサンの音楽への愛が伝わる素晴らしいドキュメンタリーだった。
でも監督はなぜU2のボノにインタビューしたのだろう? 他に登場するアレサ・フランクリン、ウィルソン・ピケット、ストーンズのミックやキース、スティーブ・ウィンウッド、ジミー・クリフらは皆マッスルショールズで実際に録音した人ばかり。でもボノはサンスタジオはあってもあそこでの録音経験は無い。「子どもの頃、ラジオで聴いてサウンドのあまりの黒さに驚いたけど、演奏しているのが白人と聴いてもっと驚いた」とありがちなエピソードを話すボノだけど……お前パンク世代だろ!米国ルーツ音楽に傾倒するようになったのはデビュー後のはず。
というわけで、ボノという男がいかに欺瞞に満ちた奴であるかを再認識しました。それと邦題は『黄金のグルーヴ~マッスル・ショールズ~』にすべきだよね?

 


 『アバウト・タイム 愛おしい時間について』 
試写で鑑賞。これで監督引退のリチャード・カーティスの監督作では一番イイ。しかし、ヒロインのレイチェル・マクアダムス、今年36歳なのに小娘感がハンパない!

今週のTOP5

CSN&Y「Fancy」
あの伝説の4人組が再結成して「Tonight Show」でイギー・アザリア「Fancy」をカバー!……もちろんニール・ヤングは司会のジミー・ファロンによる得意のモノマネだけど。最後に「青い瞳のジュディ」をちょっとやるところがニクい。



Jaded Incorporated - Half Moon OK Bar
メイヤー・ホーンソーンの新ユニットによるアルバム収録曲。クラフトワークとYMOからの影響がハンパないサウンドに彼がデトロイト出身である事実を再確認。



『リスボンに誘われて』
試写で鑑賞。スイス人のお堅い教師ジェレミー・アイアンズがタイトル通りの体験をする作品。名所観光ありポルトガルの黒歴史描写ありとてんこ盛りだが、クリストファー・リー92歳がちゃんと演技してるのが凄い。 実はアイアンズは狂言回しで、本当の主人公はジャック・ヒューストンが演じている。顔も演技も血筋(父方:ジョン・ヒューストン、母方:英国貴族)もイケてるので将来大物になるはず。だが私は『ボードウォーク・エンパイア』のリチャード・ハーロウ役を忘れないだろう。



下北沢CITY COUNTRY CITYのビールの温度
夏のビールは冷えててナンボ。それをちゃんとやってくれていたので。


Chicago - Now
ニューアルバムのタイトル曲。ナイス・サマーチューン!ベースを親交の深い(ともにシカゴ出身で一時期デヴィッド・フォスターの力を借りていた)EW&Fのヴァーダイン・ホワイトが弾いているけど、最近のアースよりよっぽどアースっぽい。

長谷川町蔵360°



アメリカンアパレルのダヴ・チャーニー社長が解雇。
嗚呼、創業社長が追い出されちゃった。この人あってのあのわけわからん広告戦略だったのに…。


スティーヴン・コルベアが、アシェット社の本を出荷しようとしないアマゾンに対して「アマゾン以外で本を買おうぜキャンペーン」を番組で展開。
しかもコルベアは、アマゾン以外の例としてポートランドのインディ書店パウエルの名を挙げたのだった。漢!


カニエとノースのウエスト父娘。


『スコット・ピルグリム』のラモーナことメアリー・エリザベス・ウィンステッドが、歌手業に進出。ダン・ジ・オートメーターと組んだGot a Girl 名義でシングル「Did We Live Too Fast」を発表。なかなかイイ!

Got a Girl - Did We Live Too Fast


これが今のアメリカーナ最前線のファッションだ!グラム・パーソンズ・トリビュートなジェニー・ルイスの最新アー写。スタイリングはシャーリー倉田。


ジェリー・ゴフィン合掌。キャロル・キング抜きでもこのような曲の歌詞を書いた言葉の匠であった。

Whitney Houston - Saving all my love for you




『キャリー・ダイアリーズ』打ち切りによって、映画関係社御用達のブルックリンの古着屋「Film Biz Recycling」に只今80S風ティーン・ファッションが大量入荷中。


米国の深夜TV番組「ジミー・キンメル・ライブ」で最近人気のコーナーは、有名人が自分への悪口が書かれたツイートを読み上げるというもの。先日はエマ・ストーンが登場!



日本もパクったら面白いとは思うんだけど、仮に日本で同じ1988年生まれの大島優子や佐々木希が同じことやって番組として成り立つかというと微妙。女芸人だと全然意味が違ってくるし……。


パール・ジャムが何故かライブで『アナ雪』の「レリゴー」を一瞬カバー!



スーザン・サランドンがジーナ・デイヴィスとの23年ぶりの「テルマ&ルイーズ」2ショットをドロップ。「抱きしめたい!FOREVER」的なマインドをひしひしと感じる。


ブライアン・ウィルソンが選ぶサマーソングベスト10。
もちろん自作曲も入ってるけど「この曲のどこが夏?」曲も多数。1位のスライ「Hot Fun In The Summertime」には納得だけど。

Sly and the Family Stone - Hot Fun in the Summertime


スクラブ洗顔剤に含まれるマイクロビーズ(極小プラスティック)による海や湖の生態系破壊は相当深刻な状況
ニューヨークとカリフォルニアで規制法案が可決されそうとのこと。日本はあまり話題になってないけど。


『TEENAGE MUTANT NINJA TURTLES』リメイク版予告編。
製作:マイケル・ベイ、監督:ジョナサン・リーベスマンの師弟コンビ作だけあってトゥーマッチ。カッコ良すぎて亀である意味ないじゃん!



ダコタ・ファニングとエリザベス・オルセン共演の青春モノ『Very Good Girls』。
お約束通りの展開を、エージェント・コルソンが父さん役、ピーター・サースガードが年上のクズ男役という安心の配役でお届けします!



死んだはずのガールフレンド、オーブリー・プラザが生き返って大喜びのデイン・デハーン。ところが彼女はゾンビだったのです……という変格ロマコメ『Life After Beth』予告編。



PORTER×UNDER COVER ダブルネームのランドセル伊勢丹限定販売 値段は7万円超。
せいぜい小3までしか使わなかったという自分の経験を作り手は忘れたのだろうか?


7月4日の休日を一緒に過ごす「NYボンビーガール」のカット・デニングスとベス・ベアーズ。テレビ史上、ガチでここまで仲が良い番組共演者がいただろうか?

LGBTのヴィンテージ写真を集めた「The Invisibles」抜粋。これだけイイ写真をよく探してきたなと感心する。


スヌープのインスタより。「ドクターは金持ちになりすぎた……ハハハハハ」とのコメントも。

ピンク・フロイドが10月に20年ぶりの新作『The Endless River』を発表。
気になるのは(変わりようがない)音楽性よりも邦題だ。まさかカタカナですます気じゃないだろうな。「悠〜果てしなき大河」とかにしてもらわないと困る!


ドン・チードル監督&主演によるマイルス・デイヴィス伝記映画『Miles Ahead』の写真が初公開。アンドレ3000のジミヘンが意外に似ていたけど、これは思わず笑っちゃう。


7月9日のブラジル人。良い写真。

今週のTOP5


ドナルド・フェイゲン「ヒップの極意 EMINENT HIPSTERS」
ベビーブーマーど真ん中の音楽家でありながらビートルズやビーチボーイズ、モータウンからの影響が音楽から全く感じられないフェイゲン。さぞ早熟の子どもだったんだろうなとずっと思っていたのだが、この自伝的な本を読んで分った。
確かに彼はビバップやSFに親しむ早熟の子どもだったわけだが、同時に中二(62年)くらいで完全に趣味趣向が固まってしまった永遠の中学二年生なのであった。ジジイを気取りながら妙に子どもっぽいところが端々に覗くところが、だから微笑ましい。 
ちなみにスティーリー・ダンの伝説のひとつである「チェヴィー・チェイスが初代ドラマーだった」についても本人から正式な記述が。

<< 67年のウォード・マナー・ハロウィン・パーティでは、クラスメートのチェヴィ・チェイスをドラマーに迎えてダンス・バンドを編成した。まちがったキャンパスにさまよいこんできたフラタニティの会員のように見えたチェヴィはけれど真のプロフェッショナルで、才能にあふれ、取り憑かれたように人を笑わせていた。リズム・キープもバツグンで、少なくともその晩に限っては服を脱いだり、ジェリー・ルイスのネタをはじめたりして、われわれを当惑させるようなことはなかった。>>
↑あのフェイゲンにプレイヤーとして褒められている!


『わたしは生きていける』
シアーシャ・ローナンの主演作を試写で鑑賞。一応ディストピアSF物だけど、今の日本とシンクロするムードもあるところも。中高生は夏休みにこれと『ダイバージェント』を観るべきでしょう。



マーチエキュート神田万世橋
1912年完成の赤煉瓦の高架橋をリノベした商業施設。運河を眺めながら飲むビールは最高。KITTEもそうだけど最近、東京東側に良い施設が増えてきたよなあ。


Busta Rhymes - Calm Down (feat. Eminem)
バスタの新作からの新曲。ボブ&アール「ハーレム・シャッフル」を引用してるけど当然ハウス・オブ・ペイン「ジャンプ・アラウンド」オマージュなんでしょうね。そして黒白両巨頭のラップ力がハンパない!



OK Go「The Writing's On the Wall」
面白PVを作ることに命をかける男たちの新曲。撮影は最早キャノンの5Dですらなく、パナソニックのGH4を使ってる模様。4K撮影とはいえマイクロフォーサーズだよ? 若い子はこのビデオに負けじとさっさと自分で面白い映画を撮ってほしい!

今週のTOP5

Anis 
初台の話題のフレンチにチャレンジ! 実に凝った料理を出してくれるし、ワインの注ぎっぷりも気前が良い。それでいてあくまでビストロであるところが素晴らしい。


『ハウス・オブ・カード 野望の階段 シーズン2』
権謀術数を巡らして第一シーズンの最終回に下院院内総務から副大統領にのし上がったケヴィン・スペイシー。だが彼の悪事を知っている人も大勢いるのだった……と思ったら、のっけからまさかの展開にアゴが外れた。スペイシー、悪よの〜



『ドリンキング・バディーズ 飲み友以上、恋人未満の甘い方程式』
マンブル・コアの雄ジョー・スワンバーグのメジャー進出作がDVDスルー。出自が出自だけに邦題ほど”甘く”はないけど、それでもフルーティーな果実ビールくらい飲みやすくて驚く。オリヴィア・ワイルド扮するヒロインは、日本の女優なら皆演じてみたいだろうサバサバ系女子だし。でも日本の女優はこの役、無理でしょ。だってセリフは全て即興だそうだから。てことは、彼女って演技が滅茶苦茶上手いんだ。ジェイソン・セダイキスが惚れた理由がこれでわかったよ。



『オースティンランド 恋するテーマパーク』
『ナポレオン・ダイナマイト』の監督ジャレッド・ヘスの奥さんでこれまでの全作品の共同脚本家であるジェルーシャ・ヘスの初監督作がやはりDVDスルー。現実逃避してロマンスの世界に生きるジェーン・オースティンのファンを嘲笑いつつも、2回転くらいしてあるべき地点に着地するロマコメだった。
ヘス夫妻はモルモン教徒として知られているけど、実は原作者とプロデューサー(『トワイライト』の原作者ステファニー・メイヤー!)もモルモン教徒。何で?と一瞬思ったけど、未婚の男女の身体の接触が許されないオースティンの時代の恋愛は、彼女たちにとってはリアルなのだ。



『オール・ユー・ニード・イズ・キル』
思った以上にストーリーが『恋はデジャブ』ぽかった。なので実はギャグも満載。トム・クルーズ的には最大限ヒップな映画だと思う。